文献

J-GLOBAL ID：201502251682342490   整理番号：15A0321603

臭化銅含有DMSO溶媒を用いた貴金属・レアメタル回収手法の開発

Development of Recycling System of Precious Metals and Rare Metals Using DMSO Solvent Containing CuBr₂

著者 (4件)： 吉村彰大 (東京大学大学院工学系研究科) ,  梅原佳那 (東京大学大学院工学系研究科) ,  高井まどか (東京大学大学院工学系研究科) ,  松野泰也 (東京大学大学院工学系研究科)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 79  号： 2  ページ： 41-48 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電気・電子機器には貴金属,レアメタルをはじめ,様々な金属が使用されており,使用済み機器からの回収の重要性が指摘されている。著者らは,CuBr₂を溶解させたジメチルスルホキシド(DMSO)中でAuが溶解し,その溶媒に水を添加することで,溶解したAuが析出することを見出した。本研究では,使用済み電気・電子機器からのCuBr₂含有DMSOを用いた貴金属・レアメタル回収を目的とし,電気化学測定により溶解および析出のメカニズムを検討するとともに,各種金属について溶解および析出実験を行った。その結果,DMSO溶媒中での各金属の溶解,および水添加による析出が確認され,pH調整による選択的な析出が可能であることが確認された。一方,同時に複数の金属を溶解させた場合,より溶解しやすい金属が優先して溶解し,Auのような貴金属は溶解しづらいことが分かった

シソーラス用語： *資源回収 ,  *リサイクル ,  廃棄物処理 ,  固形廃棄物 ,  *電子部品 ,  貴金属 ,  レアメタル ,  臭化物 ,  銅化合物 ,  浸出 ,  溶解 ,  *反応機構 ,  電気化学的挙動 ,  溶解速度 ,  析出 ,  分離 ,  腐食電位 ,  電気化学的分極 ,  計算機シミュレーション ,  酸化還元反応 ,  溶解度 ,  脂肪族化合物 ,  スルホキシド
準シソーラス用語： 電気電子機器廃棄物 ,  臭化銅 ,  電気化学的特性 ,  pH調整 ,  熱力学計算

分類 (2件)： 精錬  (WD02040L) ,  廃棄物処理  (WA01085U)

物質索引 (1件)： DMSO

タイトルに関連する用語 (7件)： 臭化銅 ,  DMSO ,  溶媒 ,  貴金属 ,  レアメタル ,  手法 ,  開発