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J-GLOBAL ID：201502251735912447   整理番号：15A0658781

航空機用ガスタービンの最新動向 ヘリコプタ用エンジンXTS2の試験について

著者 (5件)： 大川啓 (航空装備研) ,  松本隆平 (航空装備研) ,  平野篤 (航空装備研) ,  中村友行 (航空装備研) ,  及部朋紀 (航空装備研)
資料名： 日本ガスタービン学会誌  (Journal of the Gas Turbine Society of Japan)
巻： 43  号： 3  ページ： 150-155  発行年： 2015年05月20日 
JST資料番号： X0134A  ISSN： 0387-4168  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 防衛ヘリコプター用ターボシャフトエンジンXTS2の性能確認試験の内容と結果について報告した。初めに予備飛行定格試験(PFRT)の性能・機能,安全性,構造健全性,耐久性,対環境性等に関する試験項目と評価基準(米軍規格MIL-E-8593A他)等を説明した。次に同エンジン試験における個別試験について,1)水吸込み試験(吸込み水量/空気量比2.0,3.5,5.0%×5分間)による正常作動の確認,2)耐久試験(急加減速/高負荷/最大許容タービン入口温度を含む6時間/サイクル×10サイクル試験,始動100回/再始動・誤始動各10回等)による正常作動と蛍光浸透探傷等による全部品の健全性の確認,3)過温度試験(最大許容温度+45°Cおよび最大許容回転速度以上で300秒以上等)による正常作動と損傷無しの確認等の結果を示した。航空用エンジン特有の姿勢試験(姿勢(ロール角・ピッチ角)×要求時間(30秒または30分),計12点)による摩耗等の潤滑不良無しの確認,滑油遮断試験における軸受・歯車部の許容範囲内の温度の上昇と損傷無しの確認の結果を図示した。高空試験における飛行高度(圧力,温度)と機体速度(マッハ数)を模擬した飛行包絡線図上の8点での再始動や加減速等,安定した作動の確認の結果を示し,本エンジンを飛行試験に供し得ると結論した。

シソーラス用語： *軍用ヘリコプタ ,  *ターボシャフト ,  *性能試験 ,  評価基準 ,  軍事規格 ,  吸込 ,  耐久試験 ,  高温試験 ,  姿勢 ,  潤滑油 ,  高さ ,  速度
準シソーラス用語： MIL規格 ,  *ターボシャフトエンジン ,  飛行高度 ,  飛行速度

分類 (3件)： ガスタービン  (PB02040Y) ,  操縦・制御系統  (QK05020Z) ,  飛行試験  (QK03030W)

引用文献 (3件)：

• MIL-E-8593A, "MILITARY SPECIFICATION: ENGINES,AIRCRAFT, TURBOSHAFT AND TURBOPROP GENERAL SPECIFICATION FOR" , 1975.
• JSSG-2007A, "DEPARTMENT OF DEFENSE JOINT SERVICE SPECIFICATION GUIDE: ENGINES, AIRCRAFT, TURBINE", 2004.
• 大川啓,松本隆平,中村友行,及部朋紀,服田誠,鴨志田徹也,"XTS2ヘリコプター用エンジンの性能確認試験",第52回飛行機シンポジウム前刷り,2014.

タイトルに関連する用語 (5件)： 航空機 ,  ガスタービン ,  最新動向 ,  ヘリコプタ ,  試験