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J-GLOBAL ID：201502251996128352   整理番号：15A0350337

ダムのアセットマネジメント-長崎大水害を踏まえたダム群再開発「長崎方式」の先進性-

著者 (2件)： 角哲也 (京大 防災研 水資源環境研究セ) ,  岡林隆敏
資料名： 土木学会誌  (Civil Engineering)
巻： 100  号： 3  ページ： 54-57  発行年： 2015年03月15日 
JST資料番号： F0027A  ISSN： 0021-468X  CODEN： DOGAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 1982年長崎大水害を受けて実施された「長崎水害緊急ダム事業」の取組みは,ダムの本格的リニューアルを,複数のダム群を対象に同時に実現させた例を見ない事例である。本稿では,これをダムのアセットマネジメントの画期的先進事例と位置付け,この実現と背景を議論した2014年開催「水シンポジウム長崎」第1分科会活動概要を報告した。その中で,長崎における水資源開発史,1982年の大水害とその対策に触れ,長崎水害緊急ダム事業の概要を紹介した。また,洪水調節機能を付加したダム,歴史的ダム保全の指定を受けた既設水道専用ダム群などの再開発工事で水道ダムを多目的ダム化する長崎方式誕生のポイントを示した。さらに,ダム群の長崎方式の実現例として,必要ダム数(N)にバックアップ容量を考慮した「N+1」ダムによる長寿命化スキーム(淀川水系木津川上流ダム群)例を紹介した。

シソーラス用語： 水害 ,  更新 ,  経済運用 ,  長崎県 ,  災害復旧 ,  *再開発 ,  *プロジェクト管理 ,  洪水調節 ,  会議 ,  寿命延長 ,  維持管理 ,  *多目的ダム ,  水道水 ,  事例研究
準シソーラス用語： *アセットマネジメント ,  シンポジウム ,  リニューアル ,  豪雨水害 ,  長寿命化

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  ダム一般  (RC16010D)

引用文献 (3件)：

• 長崎県河川課:本河内高部ダム・本河内ダム低部ダム竣工、河川、11月号、72~74頁、2013年
• 野口浩、浅岡哲彦、橋口茂、菅崎聡:1982長崎豪雨災害から30年、4.河川災害対策、自然災害科学、第31巻第3号、187~192頁、2012年
• 小林潔司、角哲也、山口健一郎、高田康史H:「N+1」ダムによる水資源開発ダム群の長寿命化検討、河川技術論文集、第14巻、247~252頁、2008年

タイトルに関連する用語 (5件)： ダム ,  アセットマネジメント ,  水害 ,  開発 ,  長崎