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J-GLOBAL ID:201502252108326270   整理番号:15A0525935

水酸化鉄(III)コロイドの凝析について

著者 (1件):
資料名:
巻: 46  ページ: 83-85  発行年: 2015年03月25日 
JST資料番号: F1532A  ISSN: 0287-864X  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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代表的なコロイドとして高校の化学で取り上げられる水酸化鉄(III)コロイドは疎水コロイドに分類され,正コロイドであるためシュルツ・ハーディの法則によると価数の高い陰イオンほど凝析の効果が大きくなると考えられる。そこで,水酸化鉄(III)コロイド溶液に価数の異なる陰イオンを含む種々の電解質水溶液を加える実験を行い,陰イオンの価数の違いによる凝析力の差異の検証を試みた。教科書の記載に従って沸騰水に塩化鉄(III)水溶液を加える方法で水酸化鉄(III)コロイド溶液を調製し,NaCl水溶液,Na2SO4水溶液,アンモニア水,NaOH水溶液,K2Cr2O7水溶液,Na2CO3水溶液,Na3PO4水溶液,K3[Fe3(CN)6]水溶液を加えて,それぞれの電解質水溶液によるコロイドの凝析を観察した。その結果,Cl-に比べてSO42-の凝析力がかなり大きいことやCr2O72-がSO42-と同程度の凝析力を示すことを確認した。Na2CO3及びNa3PO4水溶液は2価及び3価の陰イオンに期待されるよりも凝析力が小さかったが,これは調製したFe(OH)3のコロイド溶液が酸性であるためと考えられる。
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分類 (2件):
分類
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化学教育  ,  コロイド化学一般 
引用文献 (2件):
  • 培風館 北原文雄 コロイドの話 p93 (1884) 代々木ライブラリー 大西憲昇 コロイド p14(1986)
  • 大日本図書 化学実験のくふう p24 (1992)
タイトルに関連する用語 (3件):
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