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J-GLOBAL ID:201502252415508776   整理番号:15A0261004

「シンクロ型LPSO構造の材料科学」シンクロ型LPSO-Mg合金の原子構造と結晶学

著者 (1件):
資料名:
巻: 54  号:ページ: 50-54  発行年: 2015年02月01日 
JST資料番号: F0163A  ISSN: 1340-2625  CODEN: MTERE2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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最先端走査透過型電子顕微鏡法(STEM)による解析に基づいて,LPSO構造の特徴を述べた。高強度Mg合金において見いだされた新たな長周期構造は,積層秩序と濃度変調がユニークに同期した構造をとり,シンクロ型LPSO構造と名付けられ,現在精力的に研究が進められている。最初のLPSO構造は,急冷処理を含む非平衡プロセスを経て作製された高強度Mg-Zn-Y合金で見いだされた。従来の透過電子顕微鏡法法ではLPSO相を同定することは極めて困難であり,原子種識別に優れた高角散乱暗視野(HAADF)-STEM法をもって初めてその素性が明らかとなった。比較的低倍のHAADF-STEM観察から,微量添加されたZnとYがランダムな固溶状態ではなく,微細ラメラ状の秩序を有して分布していた。また,積層欠陥とその隣の2原子層で,微量添加元素が濃化しており,積層秩序だけでなく,添加元素分布も規則化した長周期構造になっていた。STEM観察からのLPSO初期構造モデルをベースに,第一原理計算によりエネルギー的に最適化されたLPSO結晶の原子座標精密化を試み,局所Zn6Y8クラスタ構造に緩和挙動を見出した。格子間サイト原子の存在によってLPSO相の熱力学的安定性が向上することにも着眼した。
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分類 (1件):
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金属の結晶構造 
引用文献 (31件):
  • (1) http://www.iycr2014.org/, http://www.iycr2014.jp/
  • (2) K. Takemura et al.: Nature, 423(2003), 971.
  • (3) S. Kajiwara and Z. Nishiyama: Jpn. J. Appl. Phys., 12(1964), 749.
  • (4) S. Kajiwara: Trans. JIM, 17(1976), 435.
  • (5) 萩原幸司,東田賢二:まてりあ,54(2015), 60-64.(本特集号)
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