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J-GLOBAL ID:201502252741029438   整理番号:15A0605499

カエル坐骨神経の複合活動電位に対する,神経障害性疼痛を緩和するために使用される種々の抗癲癇薬の効果:局所麻酔薬との比較

Effects of Various Antiepileptics Used to Alleviate Neuropathic Pain on Compound Action Potential in Frog Sciatic Nerves: Comparison with Those of Local Anesthetics
著者 (6件):
資料名:
巻: 2014  号: Pharmacology  ページ: 540238 (WEB ONLY)  発行年: 2014年 
JST資料番号: U7008A  ISSN: 2314-6133  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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神経障害性疼痛の治療のために使用される抗癲癇薬は,電位依存性Na+およびCa2+チャンネルとグルタミン酸受容体の阻害,およびGABAA受容体の活性化を含む種々の作用を有し,一方,局所麻酔薬もまた疼痛を緩和するために使用される。局所麻酔薬による神経伝導阻害が,抗癲癇薬によるものとどの程度異なるかは,まだ完全には検討されていない。エアギャップ法を用いてカエル坐骨神経繊維からの高速伝導性複合活動電位(CAP)を記録した。抗癲癇薬(ラモトリギンとカルバマゼピン)は,濃度依存的にCAPのピーク振幅を減少させた(それぞれIC50=0.44および0.50mM)。カルバマゼピンの類似物質であるオキシカルバゼピンは,カルバマゼピンよりも低い阻害効果を示した。抗癲癇薬フェニトイン(0.1mM)はCAP振幅を15%減少させた。一方,他の抗癲癇薬(ガバペンチン,バルプロ酸ナトリウム,トピラマート)は,10mMの濃度でもCAPに影響を及ぼさなかった。CAPは,局所麻酔薬レボブピバカイン(IC50=0.23mM)により阻害された。これらの結果は,抗癲癇薬の間に神経伝達阻害の程度に差があることを示し,以前に報告されているように,いくつかの抗癲癇薬は,レボブピバカインあるいは他の局所麻酔剤(リドカイン,ロピバカイン,コカイン)と同様の効力で神経伝導を阻害することが分かった。このことは,抗癲癇薬により抗侵害受容における神経伝達阻害の寄与を知るために利用できるであろう。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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神経系の疾患  ,  神経系疾患の薬物療法  ,  神経系作用薬一般 
物質索引 (10件):
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