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J-GLOBAL ID：201502252786412500   整理番号：15A0358792

極低降伏点鋼LY100を用いた多段スリット入り鋼板耐震壁の開発

DEVELOPMENT OF MULTI-ROW SLIT SHEAR WALLS USING LOW YIELD POINT STEEL

著者 (5件)： 東郷拓真 (京大 大学院工学研究科) ,  HE Liusheng (京大 大学院工学研究科) ,  林和宏 (豊橋技科大 大学院工学研究科) ,  倉田真宏 (京大 防災研) ,  中島正愛 (京大 防災研)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 709  ページ： 501-509  発行年： 2015年03月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 極低降伏点鋼LY100を用いた多段スリット入り鋼板耐震壁(提案耐震壁)の開発を目的に,極低降伏点鋼耐震壁と普通鋼SS400を用いた同様の耐震壁(普通鋼耐震壁)の性能を,準静的載荷実験を中心に比較検討し,以下の知見を得た。1)提案耐震壁の初期剛性と弾性限耐力は既往の算定式で精度良く評価でき,柱状部の全塑性モーメントに基づく最大耐力評価は実験値に対して安全側の評価を与える。2)提案耐震壁は,層間変形角1%を超える大変形下においても耐力劣化のない安定した挙動を確保し得る。3)2段スリット入り提案耐震壁試験体では,等方硬化成分とひずみ硬化成分により,せん断変形角が各段に分配され,柱状部変形角の比は1.1未満に留まった。4)提案耐震壁試験体では,層間変形角4.5%まで亀裂は確認されず,その塑性変形能力は普通鋼の3.7倍以上であった。

シソーラス用語： *耐震壁 ,  *鋼構造 ,  軟鋼 ,  鋼板 ,  間隙 ,  載荷試験 ,  剛性 ,  耐荷力 ,  歪硬化 ,  剪断変形 ,  角度 ,  塑性変形 ,  層間変形角
準シソーラス用語： スリット【構造】 ,  極低降伏点鋼 ,  *鋼板耐震壁 ,  最大耐力 ,  準静的載荷試験 ,  初期剛性 ,  *多段スリット入り鋼板耐震壁 ,  弾性限耐力 ,  等方硬化 ,  普通鋼 ,  変形角

分類 (2件)： 建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P) ,  金属構造  (RA04050W)

タイトルに関連する用語 (6件)： 極低降伏点鋼 ,  多段 ,  スリット入り ,  鋼板 ,  耐震壁 ,  開発