抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,多くのセキュリティの脅威に対して自ら対策を行うのみだけではなく,セキュリティ認証の取得といった形で外部認証機関によりセキュリティが確保されていることを証明することはより重要な要素となってきている。そのようなセキュリティ認証を取得する際には,国際標準などを基準として認証すべき対象を評価することになる。また,近年ではコンシューマデバイスの管理に関するセキュリティ技術にも注目されてきており,様々な標準化も積極的に行われている。組織では,認証取得に向け,基準達成を確認するセキュリティ評価システムが活用されているが,標準の変化に対応するためには,基準に合わせてそれぞれ個別のツールが必要であった。そこで,本研究では,このように個別の評価ツールではなく,評価基準とする標準の変更のみで標準の内容や評価対象の変化に対応した評価を実現するプラットフォームの検討を行ってきた。こうしたセキュリティ認証を取得するためにはセキュリティ技術に対する知識と評価に用いる標準に対する知識が問われる,認証取得の担当者が十分な知識を持っている可能性は低く,知識不足の問題が存在する。こうした問題について,サンプル提示機能を用いてサンプル提示を行うことで知識不足を補うことを提案し,中でも評価対象が変わったり,基準となる標準が更新されたりして基準となる標準が変わった場合に最初から評価しなおさなければならないという問題に対してフォーカスを当てデータ移行機能を提案しその有効性と発展性を示してきた。しかし,この機能を使用するためには元となる基準間の関連性を示す情報が必要となるがこうした情報が定義されているとは限らない。そこで,これまで自然言語処理の分野で使われているテキスト間の類似度算出手法を応用し標準の各項目同士の類似度から関連性を導き,関連性を示す情報を取得する方法を提案し,具体的な標準を用いて評価実験を行い高い再現度を示すことができその有効性が確認できた。本稿では類似度を算出する際に各語に重み付けを行わない場合,専門用語数によって重み付けをする場合,階層構造による階層的な類似度を用いる場合の3つの方法で最終的な類似度を定義する。そして,定義された類似度を元に関連情報の抽出を行いそれぞれの場合での有効性の検証を行った。...(著者抄録)