抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ヒトが錠剤型医薬の飲み込みやすさは食道形状,食道内水の流れに依存し,血流中の血栓の移動・変形・付着も類似の問題である。ここでは,この種の流れ場の基礎的問題として円管内を落下する球のシミュレーションを行った。基礎方程式は3次元非圧縮Navier-Stokes方程式と物体に関する運動方程式で,これは並進運動と回転運動に対する式である。流体の計算に関しては物体透過格子法と移動計算領域法を用いた。このベースは移動格子有限体積法である。流体と物体との連成計算はSMAC法の第一段階のところで行った。無限に長い円管中の重落下球を扱い,球直径は15mm,円管は4種の直径を調べた。Reynolds数は100,300とした。円管直径と球直径比が2,3,4,5について計算した。球の落下速度の履歴をグラフで示した。また落下中の流れの様子を歪み速度テンソルの第二不変量の等値面で示した。円管壁の落下球運動に及ぼす影響を明らかに出来た。