文献
J-GLOBAL ID:201502253611188190   整理番号:15A0674994

WRKY転写因子の進化

The evolution of WRKY transcription factors
著者 (5件):
資料名:
巻: 15  号: Feb  ページ: 15:66 (WEB ONLY)  発行年: 2015年02月 
JST資料番号: U7027A  ISSN: 1471-2229  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
背景:利用可能な配列決定ゲノム数の増加はWRKY転写因子ファミリーの進化の再評価の必要性を示唆する。現代の植物は4億3000万~4億7000万年前に地上に定着したシャジクモ緑藻の子孫である。Klebsormidium flaccidum由来の最初のシャジクモゲノム配列は典型的には1~3種のWRKY遺伝子を持つ単細胞緑藻と30~40種のコケ植物界の利用可能ゲノム配列のギャップを解消する。WRKY遺伝子は非植物種で見いだされているが,それらの発生を説明することは困難である。結果:2つだけのWRKY遺伝子がKlebsormidium flaccidumゲノムに存在し,グループIIb遺伝子の存在はそれが最初にコケで出現したという以前の考えとは異なり予想外だった。ある種のヒゲハラムシ類,社会性アメーバ,所属不明真菌,アメーボゾアで植物系統外WRKY転写因子遺伝子を見いだした。この不均質分布は水平遺伝子伝達が原因であることを示唆する。これらの水平遺伝子伝達は顕花植物におけるWRKYグループ形成以前のようである。顕花植物は耐性(R)蛋白質とWRKY転写因子双方で典型的ドメインを含む。R蛋白質-WRKY遺伝子は顕花植物で無数に進化し,各タイプが特定顕花植物系統限定的である。これらキメラ蛋白質は新規組合わせ蛋白質ドメインを含み,また新規組合わせドメインと多くのWRKYドメインも含む。一旦形成されると,R蛋白質WRKY遺伝子は多様なシグナル伝達を形成するかまたは短い循環経路によりシグナル伝達を促進するかのいずれかで多様なシグナル伝達経路成分を構成する。結論:WRKY転写因子の進化は非植物生物への早期水平遺伝子伝達と顕花植物にカウンターパートが無い藻類WRKY遺伝子の発生を誘導する。WRKY遺伝子進化の2つの代替仮説を提案する。”グループI仮説”はグループIのC末端WRKYドメインから全WRKY遺伝子が進化し,代替”IIa+bセパレート仮説”はグループI由来系統とは別に単独ドメイン藻類遺伝子から直接グループIIaとIIbが進化したとみる。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
進化論一般  ,  分子・遺伝情報処理 
タイトルに関連する用語 (2件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る