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J-GLOBAL ID：201502253855400485   整理番号：15A0337464

Ziegler-Natta(チーグラー・ナッタ)エチレン重合触媒のための可能性のある電子供与体としてのポリエーテル

Polyethers as potential electron donors for Ziegler-Natta ethylene polymerization catalysts

著者 (2件)： PIRINEN Sami (Dep. of Chemistry, Univ. of Eastern Finland, P.O. Box 111, FI-80101 Joensuu, FIN) ,  PAKKANEN Tuula T. (Dep. of Chemistry, Univ. of Eastern Finland, P.O. Box 111, FI-80101 Joensuu, FIN)
資料名： Journal of Molecular Catalysis A: Chemical  (Journal of Molecular Catalysis A: Chemical)
巻： 398  ページ： 177-183  発行年： 2015年03月 
JST資料番号： B0605C  ISSN： 1381-1169  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ポリ(エチレングリコール)(PEG)およびポリ(テトラヒドロフラン)(PTHF)をエチレン重合のため用いる不均一Ziegler-Natta触媒のための潜在的電子供与体として研究した。合成法2種,即ちポリエーテルおよびTiCl₄をδ-MgCl₂と同一段階で混合することによる第一法,およびポリエーテルおよびTiCl₄をδ-MgCl₂と異なる段階で混合することによる第二法を触媒の生成のため用いた。フーリエ変換赤外線分光分析法(FT-IR)の研究では,PEGおよびδ-MgCl₂間の明白な相互作用によりポリエーテルの鎖状立体配座が変化した。PEGをTiCl₄に同一段階で添加すると黄色のPEG/TiCl₄錯体が生成しこのため触媒の活性が低下した。δ-MgCl₂と接触することによりPTHFがTHFへ部分的に分解することはFT-IRおよび核磁気共鳴分析法のデータから明白であった。Lewis酸位置によりあるいは合成時のδ-MgCl₂中の可能性のある有機マグネシウム化合物により分解を誘発した。しかしながら,THFを供与体として当初用いるときと比較すると分解が生成触媒の重合挙動に負の効果を与えることはなかった。電子供与体としてのポリエーテルを用いて生成した触媒はエチレン重合およびエチレン/1-ヘキセン重合に関して各々約1000および約1600kgP/mol_Tihである良好な活性を示した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *Ziegler-Natta触媒 ,  重合 ,  *重合触媒 ,  *ポリエチレンオキシド ,  *ポリテトラメチレンオキシド ,  赤外吸収スペクトル ,  立体配座 ,  接触分解 ,  触媒活性 ,  *ドナー ,  電子顕微鏡観察 ,  陽子磁気共鳴 ,  X線回折
準シソーラス用語： FTIRスペクトル ,  エチレン重合 ,  粉末X線回折

分類 (1件)： 重合触媒,重合開始剤  (CG04070V)

物質索引 (1件)： 1-ヘキセン

タイトルに関連する用語 (5件)： エチレン ,  重合触媒 ,  可能性 ,  電子供与体 ,  ポリエーテル