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J-GLOBAL ID：201502253890922575   整理番号：15A0613596

アーク・スラグ処理法における鋳鉄溶湯の化学成分変化

Change of Chemical Composition of Cast Iron Melt during Arc Slag Treatment

著者 (5件)： 笹木正嗣 (木下製作所) ,  杉尾健次郎 (広島大) ,  隠岐貴史 (広島市産業振興セ) ,  倉本英哲 (広島市産業振興セ) ,  木下潔 (木下製作所)
資料名： 鋳造工学  (Journal of Japan Foundry Engineering Society)
巻： 87  号： 5  ページ： 303-309  発行年： 2015年05月25日 
JST資料番号： G0096A  ISSN： 1342-0429  CODEN： CHKOFY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鋳鉄中の欠陥には,溶湯中の酸化物,硫化物,窒化物などの化合物が大きくかかわっており,これら化合物をいかに減少させるかが,品質向上のポイントである。著者らは,廉価で低品位の原料から高品位で高付加価値の鋳鉄を製造する目的で,一般的な高周波炉等により一次溶解した後にアーク・スラグ処理により溶湯を再精錬し,これら化合物を除去する専用機を開発した。そこで本研究では,アーク・スラグ処理法と操業の最適化を行うため,精錬処理過程における溶湯の基本的化学組成と微量元素の変化を調査し,その原因を考察した。その結果,炭素量の変化の抑制のため最高温度は1700°C程度に留めること,また,アーク放電の制御や懸濁物の効率的除去のためにスラグ組成の調整が必要なこと等,操業最適化のための幾つかの知見を得た。

シソーラス用語： 化学組成 ,  スラグ ,  アーク放電 ,  *精錬 ,  化合物 ,  懸濁物質 ,  付加価値 ,  脱酸素 ,  脱硫
準シソーラス用語： *アーク・スラグ処理 ,  一次溶解 ,  化学成分 ,  高付加価値 ,  再精錬 ,  窒素量 ,  *鋳鉄溶湯 ,  低品位原料 ,  *溶湯精錬設備

分類 (1件)： 炉,鋳造設備  (WC01070I)

引用文献 (9件)：

• 西成基,上田淑完ら: 鋳物 44(1971) 22
• 堤信久,出津新也: 鋳物 52(1980) 623
• 木下定,木下潔: 鋳造工学 71(1999) 195
• 齋藤安俊ら編訳: 金属の高温酸化(内田老鶴圃)(1986) 10
• L.S.Darken: Physical Chemistry of Metals (McGraw-Hill Inc., US) (1967)

タイトルに関連する用語 (6件)： アーク ,  スラグ ,  処理法 ,  鋳鉄 ,  溶湯 ,  化学成分