文献

J-GLOBAL ID：201502253955661642   整理番号：15A0474537

微量汚染物質共代謝のための代替生物動力学モデルの評価

Evaluating Alternate Biokinetic Models for Trace Pollutant Cometabolism

著者 (3件)： LIU Li (Technical, Univ. Denmark, Kgs.Lyngby, DNK) ,  BINNING Philip J. (Technical, Univ. Denmark, Kgs.Lyngby, DNK) ,  SMETS Barth F. (Technical, Univ. Denmark, Kgs.Lyngby, DNK)
資料名： Environmental Science & Technology  (Environmental Science & Technology)
巻： 49  号： 4  ページ： 2230-2236  発行年： 2015年02月17日 
JST資料番号： B0839A  ISSN： 0013-936X  CODEN： ESTHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 汚染物質の分解に増殖基質が必要となる共代謝を表す5つのモデルを評価した。これらのモデルで汚染物質の分解は,一次反応式,Michaelis-Menten式,増殖基質濃度が汚染物質分解に影響するが汚染物質は増殖基質消費に競合しない還元剤モデル,汚染物質と増殖基質間で競合が存在する競合モデル,還元剤モデルと競合モデルを複合した複合モデルで表されている。汚染物質及び増殖基質に対する飽和定数の比(K_sg/K_sc)が10^-2~10²,初期濃度比(S_g0/S_c0)が1~10⁶の条件で擬似的に測定誤差を入れ,複合モデルでシミュレーションデータセットを生成した。汚染物質及び増殖基質濃度の合成データセットに対しそれぞれのモデルを最適フィッティングさせ,χ²,赤池情報量規準(AIC),Bayesian情報量規準(BIC)を求め評価した。しかしデータセット全体を良好に再現できるモデルはひとつもなかった。還元剤モデルが最も良好な結果を示したが,その運用には他のモデルでは使用しない他のデータセットを必要とした。以上の結果からさらなる共代謝モデルの開発が必要であると結論した。

シソーラス用語： *汚染物質 ,  代謝 ,  *微生物分解 ,  動力学 ,  *力学モデル ,  モデリング ,  シミュレーション
準シソーラス用語： *微量汚染物質 ,  共代謝 ,  生物動力学 ,  *動力学モデル

分類 (2件)： その他の汚染原因物質  (SB05040W) ,  微生物学(ウイルス以外)一般  (EG03010C)

タイトルに関連する用語 (6件)： 微量汚染物質 ,  共代謝 ,  代替 ,  生物動力学 ,  モデル ,  評価