抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高温乾式メタン発酵によるバイオマスガス化設備と焼却による熱回収設備を組み合わせることにより,小規模施設での効率よく発電やエネルギー回収を行うことができるコンバインドシステムを紹介する。本システムは,収集された可燃ゴミを,メタン発酵に適したゴミと発酵不純物に選別し,メタン発酵に適したゴミからバイオガスを回収して発電に利用すると共に,発酵不純物は焼却処理して廃熱を回収利用するシステムである。メタン発酵で発生したバイオガスは,硫化水素及び微量有害物の除去と除湿処理を行った後,ガスエンジン発電機で燃料として利用する。またガスエンジンのラジエータ廃熱は,メタン発酵槽の加温に利用する。機械選別装置で選別された発酵不純物およびメタン発酵残渣の固形分は,熱回収設備で焼却処理される。熱回収後の排ガスは,ばいじん,酸性ガス,ダイオキシン類を除去した後,煙突から排出される。バイオガスを用いた認定発電設備での発電量は,6,080kWh/日であり,その消費電力は1,320kWh/日である。その結果,認定発電設備からの外部への送電量は4,760kWh/日であり,これが固定価格買取制度の対象となる。