抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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江戸期以前から明治末期まで,我が国における製鉄事業での送風はふいごを用い,人力あるいは水車を動力にして行われた。このうちの水車動力に関しては,我が国において,時期的にいえば,まず南部・伊達地域に導入され,ついで鹿児島に導入された。そして,往時における我が国最大の鉄産地であった出雲では水車導入が角炉が導入された明治期になってからであり,最後期といってもよい。そして,ポイントとなるのが,すべての地域で水車の回転運動を直線運動に変換する仕組みが全く異なることである。これは,それぞれの地域への技術伝播あるいは創意工夫が別個に行われたことを示す。この報告では,それぞれの地域の鉄産業における水車ふいごの位置づけについて述べている。(著者抄録)