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J-GLOBAL ID：201502254196459848   整理番号：15A0674292

カンバスのライニング接着剤としての新規微結晶セルロース複合材料

Innovative microcrystalline cellulose composites as lining adhesives for canvas

著者 (4件)： CATALDI Annalisa (Dep. of Industrial Engineering and INSTM Unit, Univ. of Trento, Via Sommarive 9, 38123, Trento, ITA) ,  DORIGATO Andrea (Dep. of Industrial Engineering and INSTM Unit, Univ. of Trento, Via Sommarive 9, 38123, Trento, ITA) ,  DEFLORIAN Flavio (Dep. of Industrial Engineering and INSTM Unit, Univ. of Trento, Via Sommarive 9, 38123, Trento, ITA) ,  PEGORETTI Alessandro (Dep. of Industrial Engineering and INSTM Unit, Univ. of Trento, Via Sommarive 9, 38123, Trento, ITA)
資料名： Polymer Engineering & Science  (Polymer Engineering & Science)
巻： 55  号： 6  ページ： 1349-1354  発行年： 2015年06月 
JST資料番号： C0640A  ISSN： 0032-3888  CODEN： PYESA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 微結晶セルロース(MCC)粉含有熱可塑性樹脂(Paraloid B72)(美術品の保護や修復に一般的に使用されているアクリル樹脂)の,混練と圧縮成形により,接着用複合薄膜を作製した。油絵の修復作業のシミュレーションとして,MCCベース複合材料を2種カンバス(英国麻,ポリエステル布)のライニング接着剤に使用した。興味あることに,擬静的条件とクリープ条件での単一重ね継手剪断試験結果は,MCC添加により著しい安定化効果を示した。接着重ね継手領域の破壊後の微細構造分析結果は,MCCの導入が結合継手の破壊挙動に何の変化も与えないことを示した。透明性の目視検査と測色結果は,30wt%フィラー系のMCCベースフィルムは色変化を示したが,紫外-可視吸収スペクトル分析結果は,MCC含量に連れて,相対透過率の減少を示した。その上,レオロジー試験結果は,乾燥および湿気条件(T=23°C,RH=55%)下では,Paraloid B72の粘度は,MCC含量に連れて増加することを示した。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： ライニング ,  帆布 ,  セルロース ,  *アクリル樹脂 ,  絵画 ,  *接着剤 ,  重ね継手 ,  *剪断試験 ,  接着強さ ,  観察 ,  粘度 ,  *複合材料
準シソーラス用語： 破面観察 ,  *微結晶セルロース ,  油絵 ,  剪断接着強さ

分類 (3件)： アクリル樹脂  (YH07110K) ,  充填剤,補強材  (YH05030J) ,  接着剤の性質・試験  (YK02000Q)

タイトルに関連する用語 (5件)： カンバス ,  ライニング ,  接着剤 ,  微結晶セルロース ,  複合材料