抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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電子デバイスやチップキャパシタなどの部品微小化に対応してこれらの内部に発生する異常や欠陥を非破壊で可視化できる最新の超音波マイクロイメージング法について解説した。この方法はエコー積分モード(echo integral mode)を用いるものであり,従来の時分割波長モード(time domain amplitude mode)や周波数分割波長モード(frequency domain amplitude mode)による方法とは異なり,2種の材料の接合部における品質の微細かつ局所的な差を調べるのに適している。一例として,プラスチックBGAパッケージのすき間状欠陥がダイアタッチ材中に存在し,ボイド欠陥がモールド樹脂中に存在することを明らかにした。また,セラミックチップキャパシタ(サイズ:0.010X0.005インチ)における電極間のデラミネーションやクラックの検出についても紹介している。その他,チップ積層デバイスのフリップチップ接合部およびパッケージ・オン・パッケージデバイスにおけるすき間状欠陥やボイド欠陥,インターポーザにおけるデラミネーションについても今回提案の手法の有効性を示した。