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J-GLOBAL ID：201502254312746736   整理番号：15A0430603

サツマイモ焼酎の冬虫夏草スピリッツの抽出物の機能性解析 2)培養細胞及びマウスモデルにおける抗炎症作用

Anti-inflammatory effect from an extract of cordyceps militaris soaked in sweetpotato shochu

著者 (10件)： 章超 (鹿児島大 大学院連合農学研究科) ,  章超 (霧島酒造) ,  久永絢美 (鹿児島大 大学院連合農学研究科) ,  坂尾こず枝 (鹿児島大 大学院連合農学研究科) ,  坂尾こず枝 (鹿児島大 農) ,  廣眞梨子 (鹿児島大 農) ,  高瀬良和 (霧島酒造) ,  岩井謙一 (霧島酒造) ,  HOU De-Xing (鹿児島大 大学院連合農学研究科) ,  HOU De-Xing (鹿児島大 農)
資料名： 日本醸造協会誌  (Journal of the Brewing Society of Japan)
巻： 110  号： 3  ページ： 165-169  発行年： 2015年03月15日 
JST資料番号： F0481A  ISSN： 0914-7314  CODEN： NJKYES  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ミリタリス冬虫夏草子実体をサツマイモ焼酎に浸漬させ,サツマイモ焼酎の冬虫夏草スピリッツ(SCS)を作製した。種々の分画カラム(HP20,Sephadex G25,HPLC(C-18))により得られたSCSの画分について,細胞及びマウスモデルによりその抗炎症作用を解析した。1)RAW264.7培養細胞においてSCSから分画されたF1C-IIIが細菌性リポ多糖(LPS)誘導性COX-2の発現を有意に抑制した。2)ICRマウスにおいては,F1C-IIIが炎症性因子IL-6やTNF-αの血清中レベルを有意に低減させ,マウスの足浮腫症状を緩和した。また,F1C-IIIの主成分はコルジセピンであると前報で同定した。このことより,冬虫夏草スピリッツ(金霧島,SCS)のコルジセピンが抗炎症作用を発揮することが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： 焼酎 ,  ボタンタケ目 ,  *蒸留酒 ,  *物 ,  RAW264.7細胞 ,  *消炎作用 ,  酵素阻害剤 ,  マウス ,  実験動物 ,  クロストリジウム感染症 ,  浮腫 ,  シクロオキシゲナーゼ ,  デオキシリボヌクレオシド
準シソーラス用語： COX2 ,  COX-2選択的阻害剤 ,  ICRマウス ,  スピリッツ類 ,  悪性浮腫 ,  芋焼酎 ,  抗炎症作用 ,  *抽出物 ,  冬虫夏草 ,  *冬虫夏草スピリッツ

分類 (2件)： 酒類一般  (FK04021Y) ,  食品の化学・栄養価  (FJ01020J)

物質索引 (1件)： コルジセピン

引用文献 (20件)：

• 八杉龍一,小関治男,古谷雅樹,日高敏隆:生物学辞典(岩波書店,東京),1564-1565(2002)
• G.H. Sung, N.L. Hywel-Jones, J.M. Sung, J.J. Luangsa-Ard, B. Shrestha, J.W. Spatafora: Stud. Mycol., 57, 5-59 (2007)
• N. Yahagi: Bull. Tohoku Univ. Museum, 8, 29-89 (2008)
• H.W. Lim, Y.M. Kwon, S.M. Cho, J.H. Kim, G.H. Yoon, S.J. Lee, H.W. Kim, M.W. Lee: Korean J. Pharmacogn., 35, 364-367 (2004)
• H.S. Tuli, S.S. Sandhu, A.K. Sharma: 3 Biotech, 4, (1), 1-12 (2013)

タイトルに関連する用語 (8件)： サツマイモ ,  焼酎 ,  冬虫夏草 ,  抽出物 ,  機能性解析 ,  培養細胞 ,  マウスモデル ,  抗炎症作用