文献

J-GLOBAL ID：201502254435914331   整理番号：14A1251413

CD133:がん幹細胞マーカーの結腸直腸癌における使用

CD133:A cancer stem cells marker, is used in colorectal cancers

著者 (3件)： Ren Fei (Dep. of Pathology, Shanghai Cancer Center, Fudan Univ., Shanghai) ,  Sheng Weiqi (Dep. of Pathology, Shanghai Cancer Center, Fudan Univ., Shanghai) ,  Du Xiang (Dep. of Pathology, Shanghai Cancer Center, Fudan Univ., Shanghai)
資料名： World Journal of Gastroenterology  (World Journal of Gastroenterology)
巻： 19  号： 17  ページ： 2603-2611  発行年： 2013年 
JST資料番号： C2580A  ISSN： 1007-9327  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 結腸直腸癌は,世界的規模で最も一般的悪性腫瘍の一つである。そのモデルによって,腫瘍階層構造の可能な説明が得られるので,がん幹細胞に関与している癌増殖のモデルを,提唱してきた。がん幹細胞は,それらの増殖,腫瘤形成,分化と自己再生的能力,および化学放射線治療耐性を特徴とする。発がんイニシエーションと治療失敗におけるがん幹細胞の役割により,がん幹細胞マーカー,例えばCD133,の研究は,大いに興味のあるものであった。結腸直腸癌幹細胞を同定して,単離するマーカーとして,CD133,5膜貫通糖蛋白,は広く使われている。本マーカーについて,がん幹細胞の特性と機能をよりよく理解するために,研究した。さらに,腫瘍プログレッション,患者生存,化学放射線治療耐性と,他の臨床用パラメータを予測するためにも,それを使用することができる。本レビューにおいて,結腸直腸癌幹細胞の同定における,CD133の使用を検討した。そしてそれは,現在論争の的である。CD133の機能がまだ不明であるが,本研究では,結腸直腸癌において,CD133の役割を部分的に説明するかもしれない,いくつかの可能な機能と会合機構を,検討した。そのほかに,本研究では,結腸直腸癌における,CD133の予後的価値に,焦点を当てた。最後に,CD133を恐らく,結腸直腸癌治療のための可能な標的として使用できることを,予測した。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST

シソーラス用語： バイオマーカー ,  幹細胞 ,  *結腸腫瘍 ,  *直腸腫瘍 ,  併用療法 ,  放射線療法 ,  薬物療法 ,  腫瘍
準シソーラス用語： 幹細胞マーカ ,  癌幹細胞 ,  *結腸直腸癌 ,  化学放射線治療 ,  悪性腫瘍

分類 (2件)： 消化器の医学一般  (GH01010T) ,  消化器の腫よう  (GH04000D)

タイトルに関連する用語 (4件)： CD133 ,  がん幹細胞 ,  マーカー ,  結腸直腸癌