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J-GLOBAL ID：201502254480023405   整理番号：15A0362279

多孔性材料における拡散とNMRスペクトルをモデル化する格子シミュレーション法

Lattice simulation method to model diffusion and NMR spectra in porous materials

著者 (5件)： MERLET Celine (Dep. of Chemistry, Univ. of Cambridge, Lensfield Road, Cambridge CB2 1EW, GBR) ,  FORSE Alexander C. (Dep. of Chemistry, Univ. of Cambridge, Lensfield Road, Cambridge CB2 1EW, GBR) ,  GRIFFIN John M. (Dep. of Chemistry, Univ. of Cambridge, Lensfield Road, Cambridge CB2 1EW, GBR) ,  FRENKEL Daan (Dep. of Chemistry, Univ. of Cambridge, Lensfield Road, Cambridge CB2 1EW, GBR) ,  GREY Clare P. (Dep. of Chemistry, Univ. of Cambridge, Lensfield Road, Cambridge CB2 1EW, GBR)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 142  号： 9  ページ： 094701-094701-13  発行年： 2015年03月07日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 多孔性カーボン中で拡散するイオンの核磁気共鳴(NMR)スペクトルを予測する粗粒シミュレーション法を提案した。この粗粒モデルは,イオン吸収に関する自由エネルギープロファイルのような分子動力学シミュレーションからの入力を使用し,密度汎関数理論計算を用いて拡散するイオンのNMR化学シフトを予測する。このアプローチを用いて,2から10 nmの範囲の細孔幅をもつスリット細孔中のイオンのNMRスペクトルを計算する。細孔内の拡散が速いと,単一メソ細孔中にトラップされたイオンのNMRスペクトルは,細孔サイズ依存の化学シフトをもつシャープなピークとなる。実験的に観測されたNMR線形を説明するために,今回のシミュレーションでは異なる細孔間の比較的ゆっくりした交換をモデル化する必要がある。計算したNMR線形は細孔サイズ分布と細孔の空間配置の両方に依存することを示した。本研究で示した技法は,NMRスペクトルから細孔サイズの空間分布についての情報を抽出するツールを与える。そのような情報は他のキャラクタリゼーション技法からは得ることが難しい。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *多孔質体 ,  *スペクトル ,  *イオン拡散 ,  モデル ,  自由エネルギー ,  計算機シミュレーション ,  計算 ,  密度汎関数法 ,  化学シフト ,  細孔 ,  スペクトル線形 ,  分布 ,  空間分布
準シソーラス用語： *NMRスペクトル ,  サイズ分布 ,  粗粒モデル ,  *多孔性物質 ,  分子動力学シミュレーション ,  密度汎関数理論計算

分類 (2件)： 不均質流  (BC02060J) ,  磁気共鳴スペクトル一般(分子)  (BH06071C)

タイトルに関連する用語 (6件)： 多孔性材料 ,  拡散 ,  NMRスペクトル ,  モデル化 ,  格子 ,  シミュレーション法