抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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農薬は薬効の確保,散布作業の省力化等を図るため,有効成分に補助成分を加えた製剤として使用される。製剤はその形状や大きさで剤型が分類され,分類および品質管理のため,それぞれの剤型において物理的化学的性状の項目及び試験方法が規定されている。これらについての国際調和を図るための基礎資料とするため,日本の農薬登録で用いられるガイドラインと国際的なガイドラインの比較を行った。剤型については,両ガイドラインにおける分類体系が異なっており,国際的なガイドラインで規定される剤型の種類数が日本における剤型の種類数を上回っていた。物理的化学的性状試験については,日本で要求されているほぼ全ての試験項目が国際的なガイドラインと共通であった。しかし,錠剤や種子処理剤等において,一部の試験項目が日本のガイドラインで設定されていなかった。物理的化学的性状の試験方法については,両ガイドラインで共通して実施される試験方法のほぼ全てにおいて明確な差はみられなかったが,一部の試験方法において条件およびエンドポイントに差異が認められた。(著者抄録)