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J-GLOBAL ID:201502254640989425   整理番号:15A0694182

ヒト腹部大動脈瘤におけるELF1,ETS2,RUNX1およびSTAT5の転写性(ChIP-Chip)解析

Transcriptional (ChIP-Chip) Analysis of ELF1, ETS2, RUNX1 and STAT5 in Human Abdominal Aortic Aneurysm
著者 (8件):
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巻: 16  号:ページ: 11229-11258 (WEB ONLY)  発行年: 2015年05月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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ヒト腹部大動脈瘤(AAA)における遺伝子発現の転写調節を研究した。以前に,動脈瘤のない対照と比較してヒトAAA組織において特異的に発現した3274個の遺伝子を同定した。全ゲノムクロマチン免疫沈降法に用いるため,4個の発現転写因子(ELF1,ETS2,STAT5およびRUNX1)を選別した。転写因子結合は4760個の異なる遺伝子中で豊富であり(FDR<0.05),そのうち713個がAAAにおいて差別的に発現された。遺伝子オントロジー(GO),KEGGおよびネットワーク解析を用いる機能分類により,「白血球浸潤」(FDR=3.09×10<sup>-05</sup>)および「細胞内蛋白質キナーゼカスケード」(FDR=6.48×10<sup>-05</sup>)を含むいくつかの生物学的プロセスにおいて豊富であることがわかった。対照の大動脈において,大部分の顕著なGOカテゴリーはAAA検体のそれらと異なっており,「細胞骨格組織化」(FDR=1.24×10<sup>ー06</sup>)および,「低分子GTPアーゼ仲介細胞情報伝」(FDR=1.24×10<sup>-06</sup>)を含んでいた。AAA組織においてアップレギュレーションされる遺伝子は,GOカテゴリー「白血球浸潤」(FDR=1.62×10<sup>ー11</sup>)「免疫応答の活性化」(FDR=8.44×10<sup>ー11</sup>),「Tリンパ球活性化」(FDR=4.14×10<sup>-10</sup>)および「リンパ球活性化の調節」(FDR=2.45×10<sup>-09</sup>))に対して顕著に豊富であり,一方,下方制御された遺伝子はGOカテゴリー「細胞骨格組織化」(FDR=7.84×10<sup>ー05</sup>),「筋細胞増殖」(FDR=1.00×10<sup>ー04</sup>)および「器官形態形成」(FDR=3.00×10<sup>ー04</sup>において豊富であることを示した。定量的PCR分析により,MTMR11,DUSP10,ITGAM,MARCH1,HDAC8,MMP14,MAGI1,THBDおよびSPOCK1におけるそれらを含む転写因子結合部位のサブセットが確認された。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
循環系の基礎医学  ,  遺伝子発現 

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