抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究は前記超高層ビルの地震動も考慮して,地震動において周期10秒,振動変位振幅1000mmを目標に。長周期・大振幅振動変位の測定を目指し,絶対変位振動計と称して開発研究を進めている。前報では,測定振動数帯域が0.2Hzから10Hzまで,また測定振幅において可動部片側ストロークが1mmの小型振動計で片側振幅100mmの変位振動振幅の測定が達成できた。しかし,更なる測定範囲拡張のために,本研究では前報では実現できなかった問題点を解明し,長周期・大振幅変位振動測定の目標に向けた研究を進めた。その結果,長周期測定についてはフィードバック制御によって振動計の固有振動数が6.4Hzにあったものが0.23Hzまで低下されていることが実験と理論によって確認され,3次の位相遅れ補償によって測定帯域が更に0.055Hzまで低減できており,また大振幅測定については可動部片側ストロークが1mmの小型振動計での変位振動振幅が達成でき,目標とする片側振幅630mmの振動が測定できるとの見通しを得たので報告する。(著者抄録)