抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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「平成24年7月九州北部豪雨」を解析対象とした気象モデルの感度実験を行い,最大1時間雨量108.0mmを記録した極端豪雨イベントに対するモデルの適応性の検討を行った。ここでは,気象モデルWRFを使用し,物理過程スキームに対する計算雨量の依存性について検討した。その結果,本研究で検討した事例では,雲微物理過程にはNew Thompson et al. スキームを,境界層乱流混合過程にはMellor-Yamada Nakanishiand Niino Level 2.5 スキームを用いた場合に最も再現性が良いことがわかった。また,時間雨量の空間平均スケール依存性は解析雨量と計算雨量で概ね同じ傾向になることがわかった。集中豪雨のピンポイント予測に対して,空間平均された計算雨量を用いることでより実用的な雨量の評価が可能となることが期待される。