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J-GLOBAL ID:201502256012222452   整理番号:15A0591700

塩生植物Zoysia matrella(コウライシバ)H+-ピロホスファターゼ遺伝子の異種発現はArabidopsis thaliana(シロイヌナズナ)で耐塩性を向上させた

Heterologous expression of the halophyte Zoysia matrella H + -pyrophosphatase gene improved salt tolerance in Arabidopsis thaliana
著者 (7件):
資料名:
巻: 91  ページ: 49-55  発行年: 2015年06月 
JST資料番号: W1643A  ISSN: 0981-9428  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: フランス (FRA)  言語: 英語 (EN)
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多くの液胞H+-ピロホスファターゼ(VP)ファミリー遺伝子は,塩ストレス条件下の植物成長において重要な役割を果たす。植物塩ストレス調整におけるそれらの生物学的重要性にもかかわらず,塩性芝草Zoysia matrella(コウライシバ)のVPについての報告はない。本稿では,変性PCR及びRACE PCR法を用い,768のアミノ酸をコード化するタイプI VPホモログ遺伝子ZmVP1をコウライシバから単離した。ZmVP1の発現レベルは,熱ではなく,塩分,渇水及び低温により有意に誘導された。ZmVP1は,塩感受性の酵母菌株の塩耐性能力を回復させることが可能であった。Arabidopsis thaliana(シロイヌナズナ)におけるZmVP1の過剰発現は,塩ストレス下でより活発な成長をもたらした。さらに,塩ストレス下で野生株植物のそれと比較して,葉でより多くのNa+及びK+を蓄えたトランスジェニックArabidopsisは,より高いV-ATPアーゼ及びV-PPアーゼ活性を示した。また,それは5つのストレス関連遺伝子(AtNHX1,AtLEA,AtP5CS,AtMn-SOD,AtAPX1)のより高い相対的遺伝子発現レベルを示した。これら結果から,液胞におけるNa+コンパートメントの制御,K+同化,浸透調節及び抗酸化応答を通して,コウライシバ由来のZmVP1は,潜在的に耐塩性に寄与する機能的液胞膜H+-ピロホスファターゼであることが示唆された。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物生理学一般  ,  遺伝子発現  ,  植物に対する影響 

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