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J-GLOBAL ID:201502256161651943   整理番号:15A0407120

VDR FokI多型は1型糖尿病患者におけるビタミンD刺激下でのヘルパーT細胞集団の減少と関連する

VDR FokI polymorphism is associated with a reduced T-helper cell population under vitamin D stimulation in type 1 diabetes patients
著者 (3件):
資料名:
巻: 148  ページ: 184-186  発行年: 2015年04月 
JST資料番号: C0595A  ISSN: 0960-0760  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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1型糖尿病(T1D)患者及び健常者対照(HC)由来のヘルパーT(Th)細胞におけるVDR FokI遺伝子多型の機能的役割を調べた。23名のHC及び20名のT1D患者由来のTh細胞を,25-ヒドロキシビタミンD3(25(OH)D3)及び1,25-ジヒドロキシビタミンD3(1,25(OH)2D3)を用いて72時間刺激した。in vitro培養後に,CD3+CD4+(CD4+)Thサブセットをフローサイトメトリーにより特性化し,VDRの遺伝子発現をTaqmanアッセイにより測定した。最後に,VDR FokI多遺伝子型を同定した。HCと比較してT1D由来の非刺激及び25(OH)D3刺激Th細胞において,有意に低いVDR遺伝子発現を認めた(各々p=0.04及びp=0.005)。さらに,VDR FokI遺伝子型に被験者を層別化することにより,遺伝子型「Ff/ff」を持つ患者と比較して「FF」遺伝子型を持つT1D患者由来の25(OH)D3及び1,25(OH)2D3刺激Th細胞において,CD4+細胞の有意に低い割合を認めた(各々p=0.02及びp=0.05)。さらに,VDR FokI遺伝子型に従ったビタミンD作用からすると,CD4+細胞はT1D「FF」キャリアにおいてのみ25(OH)D3及び1,25(OH)2D3により有意にダウンレギュレートされた(各々p=0.01及びp=0.02)。これらの結果に従って,適切なビタミンD治療を受けている「FF」遺伝子型を持つT1D患者は,より平衡したT細胞免疫から恩恵を受けるように思われた。しかしながら,ビタミンD系におけるこれらの予備的な発見を確認し,遺伝的変動の機能的機構を解明するために,さらなる研究が必要である。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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生体防御と免疫系一般  ,  ビタミンD  ,  代謝異常・栄養性疾患一般 

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