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J-GLOBAL ID:201502256308602404   整理番号:15A0267882

ヒト肺上皮細胞における銀ナノ粒子の細胞毒性効果,酸化ストレス効果,炎症性効果及び遺伝毒性効果の評価

Evaluation of cytotoxic, oxidative stress, proinflammatory and genotoxic effect of silver nanoparticles in human lung epithelial cells
著者 (6件):
資料名:
巻: 30  号:ページ: 149-160  発行年: 2015年02月 
JST資料番号: E0287C  ISSN: 1520-4081  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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銀ナノ粒子はその抗菌特性のために益々様々な製品に使用されている。その広範な利用にもかかわらず,潜在的な健康影響に関する情報はほんのわずかしかない。そこで本研究はヒト肺上皮細胞(A549)における銀ナノ粒子(<100nm)の毒性を調べるとともに銀ナノ粒子の毒性の基本となる機構を検討することを目的とした。銀ナノ粒子はA549細胞に用量依存的,時間依存的に細胞毒性をもたらすことをMTT(3-(4,5-ジメチルチアゾール-2-イル)22,5-ジフェニルテトラゾリウムブロミド)試験及びLDH(乳酸デヒドロゲナーゼ)試験で示した。GSH(還元型グルタチオン)の減少やROS(活性酸素種),LPO(脂質過酸化),SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)及びカタラーゼの誘発から示されるように,銀ナノ粒子は用量依存的,時間依存的に酸化ストレスを誘発することも分かった。さらにカスパーゼ活性や炎症性サイトカイン類(インターロイキン-1β(IL-1β)及びインターロイキン-6(IL-6))の濃度は処理細胞の方が有意に高かった。一細胞電気泳動で測定したA549細胞のDNA損傷も有意に用量,時間依存的であった。ヒト肺上皮細胞における銀ナノ粒子の影響を調べた本研究は銀ナノ粒子が誘発する潜在的毒性の機構に対する有用な洞察を与えるとともに,銀ナノ粒子の利用の前により注意深く評価する必要があることを支持している。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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重金属とその化合物一般  ,  人間に対する影響  ,  金属及び金属化合物の毒性 

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