文献

J-GLOBAL ID：201502256327482126   整理番号：15A0548327

極端な環境条件における細胞膜ベシクルの構造および相挙動の探査

Exploring the structure and phase behavior of plasma membrane vesicles under extreme environmental conditions

著者 (6件)： SEELIGER Janine (Physical Chemistry I - Biophysical Chemistry, Dep. of Chemistry and Chemical Biology, TU Dortmund Univ. ...) ,  ERWIN Nelli ,  ROSIN Christopher ,  KAHSE Marie ,  WEISE Katrin ,  WINTER Roland
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 17  号： 11  ページ： 7507-7513  発行年： 2015年03月21日 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 膜組織への過激な温度,および圧力,の誘導摂動は生体細胞に対する深刻な課題となる。高静水圧は細胞の構造特性,従って機能特性に顕著な影響を与えるが,このことが,圧力100MPaレベルに遭遇する深海の高圧居住環境に生命が侵入することを妨げなかった。本報告で,巨大細胞膜ベシクルの温度-,および圧力-依存の構造および相挙動について,膜蛋白質有無の条件で,分光および顕微方法を組合せて探査した。拡張した液相配向および液相無配向領域の偏析が,広い温度および圧力範囲で観測された。室温では,200MPaを越える圧力でのみ,生理学的不適合な全ゲル的配向脂質相が出現した。これが,実際に膜蛋白質が一般的に機能停止する圧力領域であり,この観察から,その可能な起因に対して新たな観点が得られた。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *条件 ,  *ベシクル ,  *細胞膜 ,  挙動 ,  細胞 ,  静水圧 ,  構造特性 ,  特性 ,  住環境 ,  海洋生物 ,  *温度依存性 ,  *圧力効果 ,  膜タンパク質 ,  停止 ,  範囲 ,  リン脂質 ,  蛍光分光法 ,  原子間力顕微鏡 ,  蛍光顕微鏡 ,  示差走査熱量測定 ,  FTIR分光法 ,  相転移 ,  *構造相転移
準シソーラス用語： *ジャイアントベシクル ,  圧力誘起相転移 ,  *環境条件 ,  機能停止レンジ ,  機能特性 ,  高静水圧 ,  深海生物 ,  生体細胞 ,  相挙動

分類 (4件)： 脂質一般  (EB05010B) ,  コロイド化学一般  (CB11010C) ,  固相転移  (BL04020G) ,  生体膜一般  (EF04010G)

タイトルに関連する用語 (5件)： 環境条件 ,  細胞膜 ,  ベシクル ,  相挙動 ,  探査