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J-GLOBAL ID：201502256474224019   整理番号：15A0285540

イチゴ物流におけるリユース容器の優位性に関する一考察-JAよいちを事例として-

著者 (2件)： 尾碕亨 (酪農学園大) ,  樋元淳一 (酪農学園大)
資料名： フロンティア農業経済研究  (Frontiers of Agricultural Economics)
巻： 17  号： 2  ページ： 75-83  発行年： 2014年02月01日 
JST資料番号： F1330A  ISSN： 2185-1220  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 北海道余市郡のJAよいちを事例として,イチゴ物流におけるリユース容器の優位性を調べた。その結果,イチゴの輸送包装容器としての折り畳み式リユース容器の利用は増加傾向にあった。また,段ボール箱と比較して,リユース容器は物流作業時間の短縮に貢献することがわかった。特に多くの作業時間を要するパック詰め作業工程の効率化には,大胆な規格基準の簡素化が必要であった。さらに,イチゴ流通ではリユース容器の利用による物流費削減の効果が大きく,生産者受取価格においてもリユース容器は優位性が認められた。

シソーラス用語： *イチゴ ,  食品流通 ,  *運搬容器 ,  *包装容器 ,  配送 ,  再利用 ,  折畳み箱 ,  容器 ,  作業時間 ,  省力化 ,  規格 ,  流通費 ,  原価低減 ,  価格
準シソーラス用語： リユース ,  リユース容器 ,  規格基準 ,  物流費 ,  生産者受取価格

分類 (3件)： 果実とその加工品  (FJ11030Z) ,  食品包装  (FJ02030B) ,  農業経済,農業経営  (FB01020L)

引用文献 (13件)：

• 尾碕亨「農産物広域物流におけるReusablePlastic Containersの利用と紛失防止システム」日本流通学会『流通』No27、2010、pp13-21。
• 尾碕亨・樋元淳一「イチゴ流通におけるリユース容器の優位性及び輸送用ラックの損傷低減効果に関する研究」酪農学園大学紀要、第35巻、第2号、2011、 pp81-85。
• 尾碕亨「野菜の流通費構成の変化とその要因」第32号、農産物市場研究会編集『農産物市場研究』、1991年。
• 尾碕亨「消費者との連携による野菜流通(物流)コストの削減」日本流通学会編『流通』第15号、日本流通学会誌、2002年。
• 滝澤昭義・尾碕亨「物流過程の再編と食料・農産物市場」滝澤昭義・細川允史編『流通再編と食料・農産物市場』筑波書房、2000、pp.131-134。

タイトルに関連する用語 (4件)： イチゴ ,  物流 ,  リユース ,  優位性