抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
NC工作機械上に任意の姿勢・位置で設置された被削材形状を認識し,被削材形状内に加工形状が包含され,被削材の形状に適した加工形状の姿勢・位置を導出し,それに基づいて加工情報(工具経路)を生成することにより加工効率の向上を目指した研究を行っている。この技術は,おおよその姿勢と位置に被削材を設置すればよく,段取り作業が簡便となるため,大型の加工物の場合にはきわめて有用であり,本研究ではその手法と手順を論じた。本研究では,3次元測定により加工空間からNC工作機械テーブル上の任意の姿勢・位置の被削材形状を認識し,被削材形状内に加工形状が包含される加工形状の姿勢・位置を導出し,加工形状の姿勢・位置を基に,加工情報(工具経路)を生成するシミュレーション実験を行った。これにより,3次元デジタイザを用いた測定によって,加工空間の座標情報と色情報による,任意の姿勢・位置で設置された被削材の姿勢と位置の自動認識手順が明らかになった。また,加工可能姿勢・位置の候補の中からXY空間内で切り込み一定を可能とする最適姿勢・位置の導出法が明らかになった。