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J-GLOBAL ID：201502256687417481   整理番号：15A0652396

ポリ-L-リジンを例とした光熱赤外ナノスコピーを用いた固体状態の生物膜の時間分解計測法

Method for Time-Resolved Monitoring of a Solid State Biological Film Using Photothermal Infrared Nanoscopy on the Example of Poly-L-lysine

著者 (4件)： RAMER Georg (Vienna Univ. Technol., Vienna, AUT) ,  BALBEKOVA Anna (Vienna Univ. Technol., Vienna, AUT) ,  SCHWAIGHOFER Andreas (Vienna Univ. Technol., Vienna, AUT) ,  LENDL Bernhard (Vienna Univ. Technol., Vienna, AUT)
資料名： Analytical Chemistry  (Analytical Chemistry)
巻： 87  号： 8  ページ： 4415-4420  発行年： 2015年04月21日 
JST資料番号： A0395A  ISSN： 0003-2700  CODEN： ANCHAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： FTIRを用いた赤外イメージングでは,高い空間分解能を得ることはできない。著者らは,光熱赤外分光法(PTIR)を用いて,ナノ領域の空間分解能を持ち,かつ高い時間分解能を持つ赤外イメージングが行える方法を開発した。ここでは,光源として波長可変の赤外レーザーを用い,赤外光吸収は原子間力顕微鏡により計測した。試料として,フッ化カルシウム上に付着させたポリ-L-リジン(PLL)膜を用い,湿度の変化により,β構造とαヘリックスの構造変換を行った。結果として,PLLの構造変化を,1600~1700cm^-1のアミド結合振動の吸収変化で検出することができた。PTIRによるスペクトルの測定には15秒を要したが,これはFTIRによる測定(67秒)に比べ,時間分解能が大きく向上したことを示している。

シソーラス用語： *スペクトロスコピー ,  *撮像 ,  *赤外分光分析 ,  *ペプチド ,  *ポリリジン ,  変化 ,  β構造 ,  ヘリックス構造 ,  *時間分解分光法 ,  *空間分解分光法 ,  ポリペプチド ,  C-N結合 ,  FTIR分光法 ,  原子間力顕微鏡
準シソーラス用語： FTIR【分光法】 ,  αヘリックス ,  アミド結合 ,  *ポリ-L-リジン ,  *光熱分光法 ,  *構造変化 ,  *時間分解イメージング ,  *赤外イメージング

分類 (3件)： 赤外スペクトル及びRaman散乱,Ramanスペクトル一般  (BM08061U) ,  分子構造  (EB03020Y) ,  赤外・Raman・Rayleighスペクトル一般(分子)  (BH06031K)

タイトルに関連する用語 (6件)： ポリ-L-リジン ,  赤外 ,  固体状態 ,  生物膜 ,  分解 ,  計測法