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J-GLOBAL ID：201502256712815250   整理番号：15A0681023

3.125at%Gaで安定化したδ-Puの(111)表面における原子状酸素の吸着

Atomic oxygen adsorption on 3.125at.% Ga stabilized δ-Pu (111) surface

著者 (3件)： HERNANDEZ Sarah C. (Materials Sci. and Technol. Div., Los Alamos National Lab., Los Alamos, NM 87545, USA) ,  VENHAUS Thomas J. (Materials Sci. and Technol. Div., Los Alamos National Lab., Los Alamos, NM 87545, USA) ,  HUDA Muhammad N. (Physics Dep., Univ. of Texas at Arlington, Arlington, TX 76019, USA)
資料名： Journal of Alloys and Compounds  (Journal of Alloys and Compounds)
巻： 643  ページ： 253-262  発行年： 2015年09月15日 
JST資料番号： D0083A  ISSN： 0925-8388  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ガリウムで安定化したδ-プルトニウム(111)表面上の原子状酸素の吸着を研究するために全電子密度汎関数理論を用いた。局所環境(ガリウムの欠損あるいは存在により決定されるような)と共に,表面における高度な対称性および格子間吸着場所について研究した。計算は完全構造緩和を含んだ。被吸着物と基板の相互作用の複雑性を評価するためにスピン-軌道相互作用も考慮に入れた。被吸着酸素はガリウムが欠損している環境に強く結合する傾向があることがわかったが,これはその場所が3重の中空fccサイトで,化学吸着に伴うエネルギーが-5.06eVという最も安定な場所だからである。結合エネルギーは被吸着酸素に対しガリウムが最近接原子になっている時に最も好ましくなく,このことはプルトニウムマトリックス中にガリウムが存在していると酸化物層の成長を遅滞させようとすることを示唆している。酸素の配位は格子間位置で最高であるが,吸着エネルギーは表面上への吸着に比べて好ましくなく,表面層から表面下部層への酸素の拡散は活性化過程であることを意味している。吸着過程は表面に小さくはない変形を誘起する。さらに,フェルミエネルギーにおいて,プルトニウムの5fと6dの部分電子状態密度(PDOS)の非局在化が観測された。さらなるPDOSの解析結果によれば,プルトニウムの5f軌道と酸素の2p軌道間の混成をガリウムが抑制しようとし,一方,6d軌道は酸素の2p軌道と混成することが示された。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *プルトニウム ,  ガリウム ,  安定化 ,  *結晶面 ,  *吸着 ,  表面反応 ,  酸素 ,  原子 ,  密度汎関数法 ,  格子間原子 ,  構造緩和 ,  スピン-軌道相互作用 ,  結合エネルギー ,  層 ,  酸化物 ,  固体内拡散 ,  Fermi準位 ,  状態密度 ,  電子 ,  電子状態 ,  軌道 ,  配位混合
準シソーラス用語： 原子状酸素 ,  混成軌道 ,  酸化物層 ,  電子状態密度 ,  非局在化 ,  *表面吸着

分類 (1件)： 吸着の電子論  (CB12042Y)

タイトルに関連する用語 (4件)： 安定化 ,  Pu ,  原子状酸素 ,  吸着