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J-GLOBAL ID：201502257386405573   整理番号：15A0220455

安達太良火山,12万年前噴火(岳噴火)における噴火推移の復元:火口近傍露頭と山麓火砕流との対比による推察

Sequence of the 120 ka Adatara-Dake Eruption from Adatara Volcano, Fukushima, Japan: Based on Correlations between the Outcrops of Pyroclastic Fall Deposits at the Summit and Flow Deposits on the Flank and Foot of the Volcano

著者 (3件)： 藤原健一郎 (茨城大 理) ,  長谷川健 (茨城大 理) ,  藤縄明彦 (茨城大 理)
資料名： 火山  (Bulletin of the Volcanological Society of Japan)
巻： 59  号： 4  ページ： 229-239  発行年： 2014年12月31日 
JST資料番号： G0918A  ISSN： 0453-4360  CODEN： KAZAAX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 安達太良山山頂付近に分布し,岳噴火の降下堆積物が連続的に観察できる火口近傍露頭において,詳細な岩相記載と試料採取を行い,火砕流との対比を試みた。また採取試料について,本質物質の岩石学的特徴や粒度特性の時間変化を明らかにし,マグマ系の変換点や噴火推移を詳細に検討した。その結果,岳噴火堆積物のM層上部が湯川・元山両火砕流に対比された。また,スコリアに代表される安山岩質マグマにはFeO^*/MgOが系統的に異なる2タイプが存在することが分かった。

シソーラス用語： *福島県 ,  火山 ,  *火砕流 ,  安山岩 ,  *噴火活動 ,  *火砕流堆積物 ,  更新世 ,  マグマ
準シソーラス用語： 安達太良火山 ,  安山岩マグマ

分類 (1件)： 火山地質学一般  (DE07070L)

引用文献 (18件)：

• Cas, R.A.F. and Wright, J.V. (1987) Volcanic Successions, Modern and Ancient, 528 pp. London, Allen and Unwin.
• Inman, D.L. (1952) Measures for Describing the Size Distribution of Sediments, Journal of Sedimentary Petrology, 22, 125-145.
• 藤縄明彦・鎌田光春(Fujinawa, A. and Kamata, M.)(2005) 安達太良火山の最近25万年間における山体形成史とマグマ供給系の変遷.岩石鉱物科学(J.Mineral. Petrol. Sci.),34,35-58.
• Freundt, A., Wilson, C.J.N., Carey, S.N.(2000)Ignimbrites and block-and-ash flow deposits, in Encyclopedia of Volcanoes(Sigurdsson H. ed),581-599, Academic Press, London.
• 藤縄明彦(Fujinawa, A.)(1980)安達太良火山の地質と岩石.岩鉱(J.Mineral. Petrol. Econ.Geol.),75,385-395.

タイトルに関連する用語 (11件)： 火山 ,  噴火 ,  推移 ,  復元 ,  火口 ,  近傍 ,  露頭 ,  山麓 ,  火砕流 ,  対比 ,  推察