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J-GLOBAL ID：201502257398184106   整理番号：15A0473939

2012年に東大阪市で捕集された黄砂粒子の起源解析

The origin analysis of Asian-dust particles collected at Higashiosaka Japan in 2012

著者 (5件)： 中口譲 (Kinki Univ.) ,  藤原司 (Kinki Univ.) ,  前田孝平 (Kinki Univ.) ,  武田光市 (Kinki Univ.) ,  佐野到 (Kinki Univ.)
資料名： 近畿大学理工学総合研究所研究報告  (Science and Technology. Kinki University. Science and Technology Research Institute)
号： 27  ページ： 65-70  発行年： 2015年02月28日 
JST資料番号： L0250A  ISSN： 0916-2054  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大気粉じん中の鉛安定同位体比を測定し,輸送気団ルートを探査することを目的とした。2012年3月から5月に東大阪市でエアロゾルを採取し,エアロゾル中の鉛の安定同位体比を分析した。鉛の安定同位体比より黄砂粒子に付着した大気汚染物質の起源を解析した。鉛の安定同位体比とともにPM_2.5重量濃度を測定し,気団のルートをHYSPLIT4により後方流跡線解析した。PM_2.5濃度は4月10日と25日にピークとなり,6μg/m³の高濃度を示し,気象庁による黄砂予報と一致した。鉛同位体比の²⁰⁷Pb/²⁰⁶Pbと²⁰⁸Pb/²⁰⁶Pbプロットより,鉛の起源を推定した。鉛の起源は採取日により異なり,日本,ロシア,中国,韓国の起源を推定した。

シソーラス用語： *エアロゾル ,  *PM2.5 ,  同位体存在比 ,  *黄砂 ,  大阪府 ,  長距離輸送【大気】 ,  計算機プログラム ,  大気汚染物質 ,  鉛同位体 ,  発生
準シソーラス用語： HYSPLIT ,  後方流跡線解析 ,  東大阪市 ,  発生源

分類 (4件)： 対流圏・成層圏の地球化学  (DD01020P) ,  大気大循環,熱帯気象  (DC05060G) ,  粒状物調査測定  (SB03060E) ,  鉛とその化合物  (SB05024Q)

タイトルに関連する用語 (5件)： 東大阪市 ,  捕集 ,  黄砂 ,  起源 ,  解析