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J-GLOBAL ID：201502257857397576   整理番号：15A0242301

一般的な結合スキームにより大域的に結合した位相振動子の有限サイズスケーリング

Finite-size scaling in globally coupled phase oscillators with a general coupling scheme

著者 (6件)： NISHIKAWA Isao (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  IWAYAMA Koji (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  IWAYAMA Koji (JST-FIRST, Tokyo, JPN) ,  TANAKA Gouhei (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  HORITA Takehiko (Osaka Prefecture Univ., Sakai, JPN) ,  AIHARA Kazuyuki (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Progress of Theoretical and Experimental Physics (Web)  (Progress of Theoretical and Experimental Physics (Web))
巻： 2014  号： 2  ページ： 023A07 (WEB ONLY)  発行年： 2014年02月 
JST資料番号： U0548A  ISSN： 2050-3911  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 大域的に結合した同一でない位相振動子における同期転移に関係する相関サイズの臨界指数を調べた。この臨界指数は今のところ正弦結合に対して同定されているが,他の結合スキームに対しては完全には調べられていない。この点で,正弦項に加えて負の第2高調波項を含む一般的な結合関数に対して,相関サイズの,非通常型の統計量を用いることにより系の同期体制におけるν₊で表示した臨界指数を数値的に推定した。最初に,正弦結合体制の場合に対して推定したν₊が,よく知られた理論的結果に整合する,近似的に5/2であることを確認した。第2に,ν₊の値が第2高調波高の強度の増加に伴って増加することを示した。著者らの結果は,臨界指数の普遍性が大域的に結合した位相振動子において破れることができるのを意味する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *振動子 ,  *同期 ,  連成振動 ,  *システム ,  *臨界指数 ,  相関長 ,  高調波 ,  普遍性 ,  結合 ,  *スケーリング【計数】
準シソーラス用語： *位相振動子 ,  *結合振動子系 ,  第二高調波 ,  *有限サイズスケーリング

分類 (2件)： 統計力学一般,多体問題  (BA08010Q) ,  相転移・臨界現象一般  (BL04010V)

引用文献 (39件)：

• N. Goldenfeld, Lectures on Phase Transitions and the Renormalization Group (Addison-Wesley, Reading, MA, 1992).
• H. Nishimori and G. Ortiz, Elements of Phase Transitions and Critical Phenomena (Oxford University Press, Oxford, UK, 2010).
• Y. Kuramoto, Chemical Oscillations, Waves, and Turbulence (Springer, Berlin, 1984).
• A. Pikovsky, M. Rosenblum, and J. Kurths, Synchronization: A Universal Concept in Nonlinear Science (Cambridge University Press, Cambridge, UK, 2001).
• S. H. Strogatz, Physica D 143, 1 (2000).

タイトルに関連する用語 (3件)： スキーム ,  位相振動子 ,  有限サイズスケーリング