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J-GLOBAL ID:201502258490253234   整理番号:15A0591949

南西パキスタン,Makran付加体ウェッジの漸新世-前期中新世のPanjgur層の砂岩岩石学及び地球化学:堆積物供給源,風化作用及び構造運動に対する意味

Sandstone petrology and geochemistry of the Oligocene-Early Miocene Panjgur Formation, Makran accretionary wedge, southwest Pakistan: Implications for provenance, weathering and tectonic setting
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巻: 105  ページ: 192-207  発行年: 2015年06月01日 
JST資料番号: E0267C  ISSN: 1367-9120  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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漸新世-前期中新世のPanjgur層は,Makranサブダクション複合体に堆積した海底扇状地と深海平原タービダイトで構成されている。その地層の砂岩はリサレナイト乃至長石質リサレナイトである。岩石学的データは深成岩や変成岩破片が優勢な石英質再堆積供給源を示した。主要元素濃度は,中程度の鉱物学的熟成度で高い変質化学指標(CPA;88.29)であり,供給源における強い風化作用を示す高いTh/U比(9.37)であった。Zr,Nb,Y及びThの濃度は上部大陸地殻(UCC)と比較しうるものであり,Th/Cr,Th/Co及びCr/Zr比の傾向は長石質供給源の寄与を支持している。しかしながら,Ni/Co,Cr/V,V/Ni及びY/Ni比で裏付けされたNiやCrの富化は,長石質供給源と塩基性/超塩基性供給源との混合を意味している。構造運動識別プロットでは大陸島弧から活動的大陸縁辺の環境を示唆した。本研究は,Katawazデルタ-Panjgur海底扇状地モデルを支持し,Chaman-Ornach Nalトランスフォーム断層帯で規制された,主として長石質砕屑物のヒマラヤ造山帯から南方への初期の供給を確認した。さらに,東からはBela-Muslimbaghオフィオライトが,メランジェや西パキスタン褶曲-スラスト帯と関連して,西からはChagai-Raskoh火山弧が,同時期に盆地に塩基性/超塩基性砕屑物を供給したこと,及びMakran地域の堆積システムが,Makran付加体ウェッジの現在の活動的縁辺にほぼ平行に西方へ向きを変えたことを追証した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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堆積環境,層相  ,  第三紀  ,  岩石圏の地球化学一般 
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