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J-GLOBAL ID：201502258499215173   整理番号：15A0451028

雌牛(Bos taurus)牛乳の加工過程と貯蔵中のmiRNA類の損失

Loss of miRNAs during Processing and Storage of Cow’s (Bos taurus) Milk

著者 (8件)： HOWARD Katherine M. (Univ. Nebraska, Nebraska, USA) ,  KUSUMA Rio Jati (Univ. Nebraska, Nebraska, USA) ,  BAIER Scott R. (Univ. Nebraska, Nebraska, USA) ,  FRIEMEL Taylor (Univ. Nebraska, Nebraska, USA) ,  MARKHAM Laura (Pennsylvania State Univ., Pennsylvania, USA) ,  VANAMALA Jairam (Pennsylvania State Univ., Pennsylvania, USA) ,  VANAMALA Jairam (Penn State Hershey Cancer Inst., Pennsylvania, USA) ,  ZEMPLENI Janos (Univ. Nebraska, Nebraska, USA)
資料名： Journal of Agricultural and Food Chemistry  (Journal of Agricultural and Food Chemistry)
巻： 63  号： 2  ページ： 588-592  発行年： 2015年01月21日 
JST資料番号： C0251A  ISSN： 0021-8561  CODEN： JAFCAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： マイクロRNA類(miRNA類)は他の遺伝子の発現を調節する機能を有すると考えられているncRNA(ノンコーディングRNA)である。著者等は,牛乳中の生理学的濃度はヒトの遺伝子発現に影響することを主張している。また西欧社会では牛乳は消費される前に加工されるのが常である。本稿では,牛乳中のmiRNA類の分解に対する牛乳加工過程,貯蔵,体細胞含有量,および消費者による取扱いの影響を評価し,また乳製品中のmiRNA類を定量化した。その結果,低温殺菌と均質化はmiR-200cを63%損失させ,脱脂乳中のmiR-29bの損失は67%であることを示した。また冷蔵と体細胞含有量の影響は少なかった(<2%以下)。マイクロ波加熱はmiR-29bを40%損失させたが,miR-200cの変化はなかった。乳脂肪含有量は貯蔵とマイクロ波加熱中のmiRNAの安定性に影響しなかった。乳製品中のmiRNAs類の濃度は市販の牛乳により低かった。これらの結果により,乳加工工場による牛乳の加工過程と消費者による取扱いがmiRNA類の有意な損失を引き起こすと結論した。

シソーラス用語： *牛乳 ,  乳牛 ,  *食品加工 ,  *冷蔵 ,  *アンチセンスRNA ,  *遺伝子発現 ,  消費 ,  体細胞 ,  含有量 ,  消費者 ,  乳製品 ,  脱脂乳 ,  マイクロ波加熱 ,  乳脂肪 ,  乳業工場
準シソーラス用語： *miRNA ,  市販品 ,  食品貯蔵

分類 (3件)： 乳製品  (FJ12023U) ,  食品製造・加工・保蔵法一般  (FJ03010M) ,  分子遺伝学一般  (EC02010J)

タイトルに関連する用語 (6件)： 雌牛 ,  牛乳 ,  過程 ,  貯蔵 ,  miRNA ,  損失