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J-GLOBAL ID：201502258725391281   整理番号：15A0711279

床衝撃音遮断性能評価量の相関関係に関する実態把握

著者 (5件)： 鹿倉潤二 (栗本鐵工所) ,  井上勝夫 (日本大 理工) ,  天川恭一 (野村不動産) ,  大川周一郎 (周音響計測) ,  大川平一郎 (住環境総合研究所)
資料名： 日本建築学会技術報告集  (AIJ Journal of Technology and Design)
巻： 21  号： 48  ページ： 677-682  発行年： 2015年06月20日 
JST資料番号： L4777A  ISSN： 1341-9463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 子供の飛び跳ねに代表される衝撃時間の比較的長い衝撃系騒音である,重量床衝撃系騒音を評価するために,従来はタイヤ(L等級評価)やタッピングマシーンを衝撃源として利用してきた。最近,そこにボール(A特性評価)が追加された。ボールはタイヤと比べ,衝撃力がかなり小さく,ハンドリングも良いので,測定法や評価法が整い,居住者反応との対応性が検証されれば,有用である。そこで本論文では,最近の多くの集合住宅を対象として,タイヤ,ボール,タッピングマシーンを用いた場合のL等級評価,A特性評価を比較した。その結果,タイヤを使ったL等級評価と,ボールを使ったA特性評価の間に,特段の相関は見られず,異なる性能を評価している事が解った。今後はボールを使ったA特性評価の実例を増やし,居住者反応との対応を十分検討する必要がある。

シソーラス用語： *床衝撃音 ,  騒音レベル ,  相関 ,  子供 ,  タイヤ ,  球 ,  騒音源 ,  計測 ,  *評価基準 ,  住民 ,  集合住宅 ,  励振 ,  床 ,  *遮蔽 ,  A特性音圧レベル ,  二重床 ,  *重量床衝撃音 ,  衝撃源 ,  汚染源
準シソーラス用語： ボール ,  加振 ,  居住者 ,  *遮断 ,  相関関係 ,  測定法 ,  *評価法

分類 (1件)： 建築音響  (BB03080J)

引用文献 (13件)：

• 1) 木村翔、大川平一郎、井上勝夫:重量床衝撃源の意義と望ましい衝撃力特性について,日本建築学会技術報告集,第1号,pp199-202,1995.12
• 2) 井上勝夫、安岡正人:床衝撃音に関わる居住者要求と遮音性能基準のあり方,日本建築学会大会学術講演梗概集,pp259-262,2013.8
• 3) 井上勝夫、阿部今日子:集合住宅の居住者反応からみた重量床衝撃音遮断性能の生活実感による表現方法の検討,日本建築学会環境系論文集,第701号,pp589-596,2014.7
• 4) 平松友孝:音環境規準のAIJES化概要とAIJESにおける床衝撃音の評価基準の考え方, 第70回音シンポジウム, pp16-19, 2012.3
• 5) 山本耕三:衝撃源の違いによる床衝撃音遮断特性, 音響技術No.140, pp45-52, 2007.12

タイトルに関連する用語 (5件)： 床衝撃音 ,  遮断 ,  性能評価 ,  相関関係 ,  実態把握