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J-GLOBAL ID：201502258957859735   整理番号：15A0611234

利用3年目のフェストロリウム(×Festulolium Aschers.et Graebn.)における総ポリフェノール含量,抗酸化活性および乾物収量の季節変動

著者 (2件)： 江口研太郎 (農業技術研究機構 畜産草地研) ,  内山和宏 (農業技術研究機構 畜産草地研)
資料名： 日本草地学会誌  (Japanese Journal of Grassland Science)
巻： 61  号： 1  ページ： 17-19  発行年： 2015年04月15日 
JST資料番号： Y0119B  ISSN： 0447-5933  CODEN： NSGIDM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： フェストロリウム5品種・系統を供試し,乾物生産性,抗酸化活性と總ポリフェノール含量の季節変動を調査した。總ポリフェノール含量と越夏性の関係,また総ポリフェノール含量と抗酸化活性が高い収穫時期について検討した。供試したのは,越夏性に優れる「那系1号」と「那系2号」,越夏性が劣る「東北1号」と「東北4号」,非常に劣る「バーフェスト」である。夏枯れに強い「那系1号」と「那系2号」は,夏季にあたる2番草と3番草で總ポリフェノール含量が高くなる傾向は見られず,夏枯れに弱い他の品種・系統と有意な差は認められなかった。フェストロリウムに関しては,ポリフェノールの蓄積は越夏性と関係ないことが明らかになった。フェストロリウムの1~4番草では,相対的に1番草と4番草がポリフェノール含量が高く,抗酸化活性が強い傾向であった。

シソーラス用語： *イネ科 ,  *イネ科牧草 ,  食品成分 ,  *多価フェノール ,  含有量 ,  *活性 ,  乾物量 ,  作物収量 ,  季節的変動 ,  品種差 ,  系統差 ,  *フェストロリウム ,  乾物収量 ,  機能性成分 ,  *抗酸化活性
準シソーラス用語： *ポリフェノール

分類 (1件)： 飼料作物,草地  (FC03050J)

引用文献 (21件)：

• 團迫智子・中野智彦・間島いつか・野本享資(2011)クズ葉における機能性成分の季節変動.奈良農総セ研報42:13-19
• Field TS, Lee DW, Holbrook NM (2001) Why leaves turn red in autumn. The role of anthocyanins in senescing leaves of red-osierdogwood. Plant Physiol 127:566-574
• Garcia-Alonso J,Ros G, Vidal-Guevara ML, Periago MJ (2006) Acute intake of phenolic-rich juice improves antioxidant status in healthy subjects. Nutrition research 26:330-339
• 原口那津美・志岐寿子・中山秀幸・古川義朗・吉村友希・藤岡稔大・金海 麗・石丸幹二(2009)セイタカアワダチソウのポリフェノール含量の季節変動と組織別差異.日食化誌16:1-5
• 平良淳誠(2006)沖縄産カンショ茎葉部の葉酸とポリフェノール含量および季節変動.沖工技センター研報8:53-56

タイトルに関連する用語 (6件)： フェストロリウム ,  総ポリフェノール ,  含量 ,  抗酸化活性 ,  乾物収量 ,  季節変動