抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本の女性管理職比率の低さは社会的な問題である。女性管理職の登用が進む諸外国では,女性管理職に関する学術的な知見をベースに政策や施策への反映が見られるが,そもそも日本における女性管理職研究の現状はどのようなものであろうか。本研究は,女性管理職が対象となっている国内の学術論文を展望,整理し,今後の望ましい女性管理職研究のあり方を検討するものである。レビューの結果,日本の女性管理職研究は,「女性管理職登用の促進要因」,「女性管理職登用の阻害要因」,「女性管理職の社会的評価」,「女性管理職への有効な教育とその効果」,「組織の女性活用施策の効果」の5つの視点から研究がなされていることが明らかとなった。今後の研究においては,より多くの視点から女性管理職の特徴を捉えることが必要であること,実証研究を充実させることが課題として挙げられた。(著者抄録)