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J-GLOBAL ID:201502259771615174   整理番号:15A0532161

マルチ燃料対応舶用機関制御に関する研究-バイオ燃料の燃焼技術に関する研究,燃焼制御システムの構築及び実証実験-

著者 (11件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 11-36 (WEB ONLY)  発行年: 2014年06月30日 
JST資料番号: U0578A  ISSN: 2188-6598  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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高粘度の重油に対応できる舶用ディーゼル機関では,高粘度の植物油でも加熱して直接利用する可能性がある。本研究ではエステル化処理をしていない植物油(菜種油,パーム油,廃食油)を舶用ディーゼル機関で安全かつクリーンに使用するための基盤技術を開発することを目的として研究を実施した。「バイオ燃料の燃焼技術に関する研究」では,舶用中速4ストロークサイクルディーゼル機関に軽油,A重油,バイオ燃料を使用して実験を行った結果,次のことが明らかになった。1)高負荷運転条件(エンジン負荷率:75%,100%)では,バイオ燃料は軽油やA重油に比べて,NOxは高くなるが,CO,スモークは低い値であり,良好な燃焼が行われている。2)低負荷運転条件(エンジン負荷率:25%)では,バイオ燃料は軽油やA重油に比べて,NOxは低くなるが,CO,スモークは高い値である。3)低負荷運転でのバイオ燃料使用において,A重油を混合する燃焼改善では,A重油なみにCO,スモークを低減するには多量のA重油が必要となる。「燃焼制御システムの構築及び実証実験」では舶用中速4ストロークサイクルディーゼル機関に電子制御燃料噴射装置と機械式燃料噴射装置を組み合わせた新しい燃料噴射システム(HIS)を適用した実験により,次のことが明らかになった。4)低負荷運転でのバイオ燃料の燃焼改善にプレ噴射が有効であり,噴射量は少量の方が効果は大きい。5)低負荷運転でのバイオ燃料100%(菜種油100%)使用において,低圧少量のプレ噴射により大幅な燃焼改善が行える。
シソーラス用語:
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分類 (2件):
分類
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生物燃料及び廃棄物燃料  ,  圧縮点火機関 
引用文献 (14件):
  • U.S.EPA, Draft Technical Report, EPA420-P-02-001, (2002), 1-118
  • 吉本、木下:植物油燃料のエンジン適用技術-バイオディーゼル燃料について-、日本燃焼学会誌、第51巻 156号(2009)、pp.209-216
  • 木下,吉本:植物油燃料のエンジン適用技術-バイオディーゼル燃料以外について-、日本燃焼学会誌、第51巻 157号(2009)、pp.121-128
  • 段:バイオ燃料の燃焼特性-ディーゼルエンジンにおける植物油の利用、日本マリンエンジニアリング学会誌、第47巻第1号(2012)、pp51-58
  • Robert Ollus, Kay Juoperi, Alternative fuels experiences for medium-speed diesel engines, CIMAC Congress 2007, Paper No.234 , (2007), pp.1-15
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