文献

J-GLOBAL ID：201502260020998211   整理番号：15A0209505

石油・化学プラントの構成材料と劣化・損傷防止 第5回:ステンレス鋼の高温における劣化・損傷

著者 (1件)： 山本栄一 (山本技術士事務所)
資料名： 計装技術  (Instrumentation Technology)
巻： 34  号： 3  ページ： 17-20  発行年： 2015年01月10日 
JST資料番号： L1004A  ISSN： 1880-3792  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 石油・化学プラントの構成材料と劣化・損傷防止に関する解説の一環として,本稿では,高温におけるステンレス鋼の代表的な劣化(脆弱)や損傷(割れ)などについて議論を行った。ステンレス鋼の高温使用の例として,石油・化学プラントの高温装置におけるステンレス鋼の利用の例を示した。高温での劣化・損傷に関しては,シグマ(σ)の相脆化,475度Cの脆化,鋭敏化,再熱割れ,亜鉛脆化について具体的例を示しながら解説した。そのため,高温設備にステンレス鋼を使用する場合には,材料選定,構造設計,制作,検査,プロセス面からの総合的な検討が必要になることを述べた。

シソーラス用語： *化学プラント ,  *脆化 ,  異種金属溶接 ,  *ステンレス鋼 ,  劣化 ,  損傷 ,  亀裂 ,  *設備保全 ,  防止 ,  高温
準シソーラス用語： *保全管理 ,  損傷防止

分類 (4件)： 化学プラント一般  (XB02010Z) ,  材料学  (YM02040O) ,  鉄鋼材料  (WE02000W) ,  設備管理  (KB02020X)

引用文献 (6件)：

• 山本栄一:材料と劣化・損傷,第4回「ステンレス鋼の特徴と腐食損傷」,神奈川県高圧ガス協会会報,No.221,2004
• 山本寛,他:長時間使用したSUS405の475°C脆化,(社)石油学会,第17回装置部会研究討論会,1986
• 腐食防食協会,ステンレス鋼の鋭敏化曲線評価分科会:防食技術,39(1990),p641
• 内木虎蔵,他:石川島播磨技法,第15巻第2号(昭和50年3月)
• FCAWを用いたステンレス鋼溶接部の高温損傷解析と適用指針,(社)日本溶接協会,化学機械溶接研究委員会,FCAW小委員会,平成12年5月

タイトルに関連する用語 (5件)： 石油 ,  化学プラント ,  損傷防止 ,  ステンレス鋼 ,  損傷