抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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AkzoNobel Marine & Protective Coatings技術研究所は海洋構造物および工業用設備の海洋生物汚れを防ぐフルオロポリマーコーティング材を開発した。このコーティング材は海洋生物によるマクロ汚れを防ぐばかりでなく,殺菌剤なしで単細胞海藻やバクテリアの付着によるミクロ汚れを防ぐことが出来る。フルオロポリマーコーティング表面は疎水性および親水性をバランスよく保持させることによって水流速度を調節することにより付着したスライムを容易に除去できる。開発したフルオロポリマーコーティングと従来のシリコーン基コーティングを用いてスライム被覆率に及ぼす洗浄水流速度の影響を調べた。スライムを完全に除去するための流速はフルオロポリマーコーティングでは1.5m/sであるのに対しシリコーン基コーティングでは6.7m/sより大きな流速が必要であった。汚れ付着温度試験および野外試験によりフルオロポリマーコーティングの優れた防汚性能を紹介した。