文献

J-GLOBAL ID：201502260346911566   整理番号：15A0145786

間質性血管細胞力学の線形細胞単層レオメータによる数量化

Quantification of stromal vascular cell mechanics with a linear cell monolayer rheometer

著者 (5件)： ELKINS Claire M. (Dep. of Chemical Engineering, Stanford Univ., Stanford, California 94305) ,  SHEN Wen-jun (Div. of Endocrinology, Gerontology and Metabolism, Stanford Univ., Stanford, California 94305 and Veterans Affairs ...) ,  KHOR Victor K. (Div. of Endocrinology, Gerontology and Metabolism, Stanford Univ., Stanford, California 94305 and Veterans Affairs ...) ,  KRAEMER Fredric B. (Div. of Endocrinology, Gerontology and Metabolism, Stanford Univ., Stanford, California 94305 and Veterans Affairs ...) ,  FULLER Gerald G. (Dep. of Chemical Engineering, Stanford Univ., Stanford, California 94305)
資料名： Journal of Rheology  (Journal of Rheology)
巻： 59  号： 1  ページ： 33-50  発行年： 2015年01月 
JST資料番号： D0428A  ISSN： 0148-6055  CODEN： JORHD2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 過去数十年研究者は全細胞の機械特性を測定する牽引力顕微鏡,原子間力顕微鏡(AFM),および単一細胞引張試験など種々の方法を開発してきた。それらの技法は各々細胞力学への洞察をもたらしたが,生細胞データの取得のためには理想的でない条件が含まれ,ある時間の細胞の1部であったり細胞を試験の間象徴的でない構造に置いたりしている。今回,線形細胞単層レオメータ(LCMR)の開発とその間質性血管細胞の生きた融合単層の力学の測定への応用を示した。LCMR中で細胞の単層はその上下を2枚のコラーゲン被覆板と接触し粘着できる。上板が単層を予定の段階歪を誘発するよう段階的にずれ,上板に取付けた力変換器が応力情報を収集する。応力と歪のデータは細胞単層のゼロ時緩和弾性率から見た段階歪後の最大緩和弾性率G_γ⁰の決定に用いられる。この研究で3種の主要細胞骨格成分(アクチン微細繊維,ビメンチン中間繊維,および微小管)の選択的抑制による融合細胞単層のG_γ⁰の変化の測定によるLCMRの細胞力学測定の性能を評価した。LCMRの結果によるとアクチンとビメンチンの両方が欠けた細胞は野生型よりもG_γ⁰が~50%低く,一方チューブリン欠損はG_γ⁰が~100%高い結果になった。これらの発見は細胞単層レオメータの細胞の剛性と構造の維持における各細胞骨格要素の役割を定量的に識別する最初の利用となる。それらは単一細胞機械試験法を用いて得た結果と合致して,レオロジーに基づくLCMR技法が全細胞単層の剪断による細胞力学の迅速解析の有用な道具となることに意義がある。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *細胞 ,  *剪断変形 ,  *レオメータ ,  間質組織 ,  *血管 ,  コラーゲン ,  変換器 ,  *剪断応力 ,  応力緩和 ,  弾性係数 ,  細胞骨格 ,  *アクチン ,  *ビメンチン ,  *チューブリン ,  剛性 ,  形態 ,  生物活性
準シソーラス用語： *細胞単層レオメータ ,  生理活性 ,  力変換器

分類 (4件)： コロイド化学一般  (CB11010C) ,  コロイドのレオロジー  (BL01012I) ,  生物物理的研究法  (EA03020V) ,  血管系  (EJ04030O)

タイトルに関連する用語 (7件)： 間質 ,  血管細胞 ,  力学 ,  線形 ,  細胞 ,  単層 ,  レオメータ