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J-GLOBAL ID:201502260576710438   整理番号:15A0457776

中国南西部の「黄金三角地帯」のCarlin型金鉱床:鉱床の成因に対するPb及びS同位体からの制約条件

The Carlin-type gold deposits of the “golden triangle” of SW China: Pb and S isotopic constraints for the ore genesis
著者 (6件):
資料名:
巻: 103  ページ: 115-128  発行年: 2015年05月01日 
JST資料番号: E0267C  ISSN: 1367-9120  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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雲南-貴州-広西自治区「黄金三角地帯」は,Carlin型(若しくはCarlin似の)金鉱床の中国における重要地域の一つと考えられている。本地域の金鉱床は,断層に制御された鉱脈型と母岩の地層に制御された層状型とに分けられる。これらの鉱床で,硫砒鉄鉱は主要な含金鉱物の一つである。本稿では,断層に制御されたLannigou及びJinya金鉱床と層準規制型Shuiyindong金鉱床からの硫砒鉄鉱のS及びPb同位体組成について報告し,硫黄と鉛の源についての見解を示し,金鉱化作用の成因に関する諸説について検討した。硫砒鉄鉱のδ34S平均値は,Lannigouで11.7‰,Shuiyindongで6.7‰,Jinyaで-5.3‰で,それらは各鉱床の母岩中の続成作用起源の黄鉄鉱のそれよりやや低い。硫砒鉄鉱のδ34S値は,異なる鉱床間で明瞭に異なり(-9.0‰から+17.1‰),硫黄が堆積起源であることを示し,局所的な流体-岩石相互作用の結果であることを示す。これらの鉱床からの硫砒鉄鉱のPb同位体組成は変化幅が狭い(206Pb/204Pb=18.494-18.813,207Pb/204Pb=15.630-15.748,208Pb/204Pb=38.559-38.884)ことから,各鉱床の鉛の源は共通であることが示唆される。既存データに基づいた本地域からの続成作用起源の黄鉄鉱,硫砒鉄鉱,及び後期白亜紀火成岩のPb同位体比の比較から,鉛は火成貫入岩でなく堆積岩に由来すると推定される。それ故,Carlin型金鉱床の形成はリフト作用から閉止に至るまでのYoujiang盆地の発展過程に対比され,それには金鉱石の濃集に至る4つの異なる段階が含まれている。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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鉱床成因論  ,  同位体地質学 

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