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J-GLOBAL ID:201502261010935579   整理番号:15A0590447

肥料としてのりん酸石膏 改良土壌及び抽出物の細菌,無脊椎動物,藻類及び植物に対する生態毒性

Phosphogypsum as a soil fertilizer: Ecotoxicity of amended soil and elutriates to bacteria, invertebrates, algae and plants
著者 (13件):
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巻: 294  ページ: 80-89  発行年: 2015年08月30日 
JST資料番号: B0362A  ISSN: 0304-3894  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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リン酸石膏(PG)は,金属や放射性物質を多様に含むが,世界各地で肥料として使用されてきた。プラス効果も多々あるが,最近は,土壌や作物における金属性/放射性残さが懸念される様になってきた。それにも拘らず,PGが土壌生物相に与える影響,及びPGの移行性画分中の諸元素が土壌汚染や湛水生物種に与える影響に関する研究は少ない。以上に鑑み,本研究では主目的を,各種割合(0.0,4.9,7.4,11.1,16.6及び25%)のチュニジア産リン酸石膏を施用した土壌及びPG改良土壌(PG=0.0,6.25,12.5及び25%)の生態毒性の評価に置いた。対象は一連の陸生生物種(Eisenia andrei,Enchytraeus crypticus,Folsomia candida,Hypoaspis aculeifer,Zea mays,Lactuca sativa)及び水生生物種(Vibrio fischeri,Daphnia magna,Raphidocelis subcapitata,Lemna minor)である。改良土壌及び抽出物の双方で,無脊椎動物(特にD.magna及びE.andrei)が最も感度が高い生物種で,それぞれ急性効果(不動化)及び慢性効果(生殖阻害)を示した。PG及び抽出物中に懸念すべき金属(例えば,亜鉛及びカドミウム)が存在するにも拘らず,極端に高いCa濃度が両試験媒質中に見出され,以上の元素が実験で認められた生態毒性作用に主として関与していることを示唆した。陸生及び水生植物は,最も耐性が強い生物種で,PG施肥による作物増収を企図する研究と整合を示した。それにも拘らず,生育に対する促進作用は,PGによるP施肥水準が高いにも拘らず,全作物種で認められなかった。数種の土壌機能に対する無脊椎動物の重要性を考慮すると,本研究は,農耕土壌に対するPG施用の意義について新たな重大関心を引き起すものと考えられる。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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資源回収利用  ,  その他の汚染原因物質  ,  施肥法・肥効  ,  廃棄物処理 

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