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J-GLOBAL ID:201502261393306499   整理番号:15A0589367

出生前亜鉛は出生前のリポ多糖曝露により誘発される自閉症のラットモデルでコミュニケーション障害およびBDNF異常を予防する

Prenatal zinc prevents communication impairments and BDNF disturbance in a rat model of autism induced by prenatal lipopolysaccharide exposure
著者 (5件):
資料名:
巻: 130  ページ: 12-17  発行年: 2015年06月01日 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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目的:著者らのグループによる以前の研究は,グラム陰性菌による感染を模倣するリポ多糖(LPS)への出生前曝露は自閉症様行動を誘発することを報告している。自閉症に対して有効な治療法はまだ存在していない。したがって,ラットモデルを使用して,自閉症に対して可能性のある治療を試験した。LPSは低亜鉛血症を誘導するため,LPSにより誘導される障害を予防または緩和するための出生前治療として亜鉛を選択した。材料および方法:著者らは,雌の生殖能に及ぼすLPSおよび亜鉛の影響を評価した。自閉症で損なわれるコミュニケーションを超音波発声により仔ラットで試験した。脳由来神経栄養因子(BDNF)は自閉症の重要なバイオマーカーと考えられてきたので,血漿BDNFレベルを測定した。重要な結果:出生前のLPS曝露は,仔ラット数を減少し,亜鉛を用いた治療はこの減少を防いだ。また,出生前にLPSに曝露した仔ラットは,母親に呼びかけることもなく,長い期間を過ごし,亜鉛による治療後は,LPSにより誘導されるこの障害を対照と同じレベルまで予防した。出生前LPSは,また成体子孫でBDNFレベルを増加させ,亜鉛による治療後は,対照と同じレベルまでBDNFの上昇を減少させた。意義:BDNF機能亢進も自閉症患者のいくつかの研究で発見された。著者らの以前の研究と一緒にすると,出生前LPSの著者らのモデルは,自閉症様行動,脳,および免疫障害を誘発した。このことは,それは自閉症の有効なラットモデルであることを示唆する。出生前亜鉛は,生殖,コミュニケーション,およびBDNF異常を予防した。本研究は,BDNF経路に関して自閉症の予防に対して出生前亜鉛投与の潜在的有益な効果を明らかにした。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
精神科の基礎医学  ,  先天性疾患・奇形一般  ,  婦人科・産科の基礎医学 

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