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J-GLOBAL ID：201502261516652060   整理番号：15A0328030

アマゾン森林における苔類群落は,宿主樹木の高さと地域標高によって制御される

Bryophyte communities in the Amazon forest are regulated by height on the host tree and site elevation

著者 (2件)： DE OLIVEIRA Sylvia Mota (Naturalis Biodiversity Center, Postbus 9517, Leiden, 2300 RA, NLD) ,  TER STEEGE Hans
資料名： Journal of Ecology  (Journal of Ecology)
巻： 103  号： 2  ページ： 441-450  発行年： 2015年03月 
JST資料番号： C0576A  ISSN： 0022-0477  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アマゾン森林の東から西へ2800kmにわたって9つの区域で系統的に標本を採った着生苔類共同体の群集組成は,基部から宿主樹木の上部まで垂直微環境的な傾斜に沿ってそれらの高さ領域によって大部分は説明されてきた。地理的距離と種組成における非類似性間の相関の不足にもかかわらず,同じ区域の中の群落は,外側の樹冠群落の間で見つけられる類似性の最高の値で,すべての高さ領域における異なる区域からの群落より著しく類似した。宿主樹木の高さ領域は,局所スケールの種組成における大部分の変異を説明したが,標高と温度は,地理的スケールで種組成と最も強く関連する変数であった。生物多様性と生物地理学の中立説のメタ/局所群落の概念を用いて,著者らは,定着限界が垂直傾斜の両極端で最も強いことを示した。著者らは,樹木基部と外側の樹冠の群落が,他の高さ領域の0.55と0.76の間の値と対照的に,それぞれ0.28と0.22の比率で外部環境種プールから個別に引き出すと推定した。著者らの結果は,樹冠に生息する種が長距離分散事象における係合のより高い変化がある仮説の対照的証拠を提示した。傾斜の両極端でのより強い定着限界を他の領域と比較して容易な散布によって補正しないならば,著者らの結果が示唆するように,基部と外側の樹冠の共同体は,長年にわたって,より強い選択を受ける可能性があった。まとめ,本研究は,アマゾンにおける着生苔類の群集組成が,地域および地理的スケールで,環境条件によって主として制御されることを示した。主に局所的であるけれども,散布は区域にわたって地理的構造を示さなかった。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 熱帯多雨林 ,  樹冠 ,  生物多様性 ,  *こけ類 ,  セン類 ,  高さ ,  *樹木 ,  条件
準シソーラス用語： *アマゾン森林 ,  植物多様性 ,  *標高 ,  *環境条件

分類 (1件)： 植物に対する影響  (EE04030Z)

タイトルに関連する用語 (7件)： アマゾン森林 ,  苔類 ,  群落 ,  宿主 ,  樹木 ,  地域 ,  標高