抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究ではモジュール型高温原子炉の設計,解析と安全に関する課題のための2Dおよび高速計算コードを導入することを目的とした。多孔質媒体アプローチが唯一ペブルベッド型に適用されているが,本論文ではペブルベッド炉と共晶炉の両方をカバーした。冷却ガスに関するエネルギー保存方程式のある時間依存質量方程式と固体に関する時間依存エネルギー方程式を解いた。適切な系列の構成方程式(例えば,熱伝達率,固体の有効熱伝達率,熱伝達係数,圧力降下など)を同様に採用した。加えて空間離散化に有限体積法を用いた。SIMPLETアルゴリズムを使って運動量方程式に連結した速度と圧力を解いた。自然対流に関するSIMPLET法はSIMPLE法より非常に多くの利点を持ち,結果を改善する。開発の計算コードは,より優れた結果に至るZehnerとSchluenderおよびKasperekとVortmeyerの両方のモデルの利点を使っている。加えて,Thermo Hydraulic Porous Program(THPP)では,圧力勾配の離散化問題を処理する一方で同様にRhie-Chow法を使って速度成分を補正した。これまで開発した計算コードでは通常スタガード格子を計算で使用した。しかしここでは精度と計算コストにおいてRhie-Chow法の大部分の利点を採用した。ベンチマーク定義によるいくつかの簡略化した仮定を利用して炉心を2D形状の形式でモデル化した。以下の計算は減圧有無での冷却喪失事故を扱っている。ペブルベッドとブロック燃料要素を摸擬するTHPP,定評のある熱流動計算コードTHERMIX(Banaschek,1983)とTH3D(Hossain,2008)の2D結果を比較し,減圧冷却材喪失事故中の過渡挙動に関して良く一致することが明らかとなった。さらに,加圧冷却喪失事故に関しては2つの計算コードの結果の間に非常に大きな違いが検出された。プログラムコードは一般的にはモジュール型高温原子炉,例えばペブル燃料とブロック燃料要素に適用されることになる。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.