酢酸処理したChlamydomonas細胞におけるペルオキシソーム数の増加と推定のグリオキシソーム酵素の遺伝子発現

HAYASHI Yasuko; SATO Nagisa; SHINOZAKI Akiko; WATANABE Mariko

文献

J-GLOBAL ID：201502261980208564 整理番号：15A0290528

酢酸処理したChlamydomonas細胞におけるペルオキシソーム数の増加と推定のグリオキシソーム酵素の遺伝子発現

Increase in peroxisome number and the gene expression of putative glyoxysomal enzymes in Chlamydomonas cells supplemented with acetate

出版者サイト {{ this.onShowPLink() }} 複写サービスで全文入手 {{ this.onShowCLink("http://jdream3.com/copy/?sid=JGLOBAL&noSystem=1&documentNoArray=15A0290528&COPY=1") }}
高度な検索・分析はJDreamⅢで {{ this.onShowJLink("http://jdream3.com/lp/jglobal/index.html?docNo=15A0290528&from=J-GLOBAL&jstjournalNo=G0618A") }}

著者 (4件)： , , ,
資料名：
巻： 128 号： 1 ページ： 177-185 発行年： 2015年01月
JST資料番号： G0618A ISSN： 0918-9440 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：ドイツ (DEU) 言語：英語 (EN)

著者らはコナミドリムシの細胞を,多様な濃度の酢酸,脂肪酸,エタノール,脂肪アルコールまたはショ糖を添加した最小培地で培養した。酢酸(0.5または1.0%,w/v)は,細胞増殖に有利であった。ペルオキシソームが,脂肪酸や脂肪アルコールの代謝に関与しているかを検討するため,著者らはペルオキシソームのダイナミクスを調べた。その数やサイズの変化を,酢酸,エタノール,そしてショ糖存在下で検討した。ペルオキシソームの総容積は,酢酸存在下で細胞を培養すると増加したが,エタノールまたはショ糖では変化しなかった。著者らは,様々な脂肪酸(炭素鎖が1から10の間)を添加した最小培地で培養した細胞の細胞増殖を分析し,どの脂肪酸がコナミドリムシにより代謝されるのかを調べた。これらの中で,最小培地に添加した場合,酢酸が最も顕著な増加を引き起こした。著者らは推定のグリオキシソーム酵素をコードする遺伝子の転写レベルを解析した。Chlamydomonas細胞を酢酸を添加した最小培地で培養した時,リンゴ酸シンターゼ,リンゴ酸酵素,イソクエン酸リアーゼ,そしてクエン酸シンターゼをコードする遺伝子の転写レベルは増加した。著者らの結果は,Chlamydomonasのペルオキシソームがグリオキシル酸サイクルを介して酢酸代謝に関与していることを示唆するものである。(翻訳著者抄録)

, , , , , , , , , , , , , , , , ,
, ,

物質の代謝

引用文献 (23件)：

Beevers H (1979) Peroxisomes in higher plants. Annu Rev Plant Physiol 30:159-197
Beevers H (1982) Glyoxysomes in higher plants. Ann NY Acad Sci 386:243-253
Cd De Duve, Baudhuin P (1966) Peroxisomes (microbodies and related particles). Physiol Rev 46:323-357
Gerhardt B (1978) Microbodies/peroxisomes of plants cells. Springer, Wilen New York
Graves LB, Becker WM (1974) β-oxidation in glyoxysomes from Euglena. J Protozool 21:771-774

, , , , , , ,

前のページに戻る